83.洗濯物たち
作詞:秋元康
作曲:平沢敦士
日向の庭先
ピンと張ったそのロープに
色とりどりの
濡れた洗濯物
きれいに並べながら干した
春めいた風が
ゆっくりと 今 吹き抜けて
小さな国の
旗を揺らしてる
休日の過ごし方
両手 伸ばして
腰を伸ばして
縮んだ自分
元に戻そう
白いシーツのように
ここで 一息をついて
肩の力を抜けば
明日までには
私も まっさら
この洗濯機を
何度 回せば終わるかな?
一週間に
貯めたいろんなこと
ポンと放り込んで待つよ
昔の童謡
何となく 口ずさみながら
少し汚れた
シャツや靴下を
洗ったら気も晴れる
パンパンと叩いて
慣れたこの手で
心のしわを
すべて伸ばそう
白いシーツのように
だらり そこに身をまかせ
そのうちすべて乾くまで
一晩 寝れば
私も まっさら
白いシーツのように
ここで 一息をついて
肩の力を抜けば
明日までには
私も まっさら
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