67.否定のレクイエム
作詞:秋元康
作曲:RYO
それは 真っ青に
よく晴れた午後で
悲しみの微塵もない
5月だった
血相を変えて
教師が伝える
報せには
聞きなれない
不吉な言葉
窓の外 糸の切れた
風船がふわふわと浮かびながら
天へ続く
空を迷う
彼女が鳥になった日
誰かが泣き出し
現実 引き戻されて
心が震えた
彼女が鳥になった日
何かの間違い
私はただ首を振り
否定のレクイエム
あれから 時は
3年も流れ
この世にはいない友を
受け入れられた
彼女は きっと
自由を選んで
羽根広げ
海を渡る
夢の彼方
運命は風のように
しあわせとふしあわせ
一緒に運ぶ
神の道と
教えられた
彼女が遺したものは
命の尊さ
生きてるこの瞬間を
大事にすること
彼女が遺したものは
心の在り方
時々 空を見上げて
涙のレクイエム
彼女が鳥になった日
何かの間違い
私はただ首を振り
否定のレクイエム
彼女が遺したものは
命の尊さ
生きてるこの瞬間を
大事にすること
彼女が遺したものは
明日の青空
死んだらダメということ
否定のレクイエム
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