ゆず 背中 歌詞

2-NI-

ゆず 2-NI-專輯

11.背中

作詞:北川悠仁
作曲:北川悠仁

庭先で水を撒く
その背中は氣付けば小さく
時の流れに殘された
あの日の面影は遠く
幼い頃の記憶 辿れば行かないでと
しがみついては確かめた
「僕より大事な物があるの?」

自分の信じた道を步いてゆく
強く生きる背中 振り返らなかった
あなたを呼ぶ聲 屆かずに消えて
僕は 孤獨を知った

赤い髮をつかまれて
出て行けと怒鳴られれば
俺だって好きでこの家に
生まれて來た譯じゃないと
明日が見えなくて
全てが空虛に想えた
夢なんか描けない自分でさえも
誰かのせいにしていた

愛が分からずに心を閉ざして
信じる事怖くて
ごまかしてばかりいた
言葉に出來ない想いが溢れて
僕は 歌を唄った

出逢いや別れ重ね
氣付けば大人になって
今大きな人生の
分岐點に立っている
分からなかった想い
今なら分かる氣がするんだ
あなたがどれほど
重い荷物を背負って步いてきたのか

蘇るのはあの日の子守唄
優しかった背中 聽こえてきた唄聲
夕燒けに映る 二つの影法師
一つに重なっていた
時は流れ…
相變わらずうまく伝えられないまま
こうして唄にしか出來ないけれど
あなたと步んだこの道を僕は
今 誇りに想う

庭先で水を撒く
その背中にそっと語りかける
あなたの元に產まれてこれて
心から 「ありがとう」