4.牛鬼祀り
作詞:瞬火
作曲:瞬火
編曲:陰陽座
嗚呼(ああ) 海潮(うしお)に乘りて
屆く幽冥(ゆうめい)の聲
嗚呼 雲居(くもい)の彼方(あなた)
融(と)けて混ざり消え逝(ゆ)く
今宵(こよい) 贄(にえ)の宴や
來たれ 乙女 我を滿たさん
小袖(こそで)の時雨(しぐれ)は
現世(うつしよ)の未練と
又選られ逝(ゆ)く
寢覺(ねざ)む殘花(ざんか)への手向(たむ)けよ
天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ
あまの小舟の 綱手(つなで)かなしも
忘られぬ想いを 胸に抱だいて
黃昏(たそがれ)る波間を望みて いざ逝かば
今宵 贄の宴や
眠れ 乙女 我は滿ちたり
小袖の時雨は 現世の未練と
又選られ逝く 寢覺む殘花の手向け
別離世(わかれよ)の唄は
滿(み)つ潮に吞まれて
雲居の遙かに 融けて混ざりて消えるまで
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