12.男の友情
船村徹・北島三郎・鳥羽一郎
作詞:高野公男
作曲:船村徹
「友よ 土の中は寒いのだろうか
友よ 土の中には夜があるのだろうか
もしも 寒いのならば
俺のぬくもりをわけてあげたい
もしも 夜があるのならば
俺の手で灯りをともしてやりたい
友よ 俺の高野よ
こおろぎの よちよち登る 友の墓石(いし)」
昨夜(ゆんべ)も君の 夢見たよ
なんの変りも ないだろね
東京恋しや 行けぬ身は
背のびしてみる 遠い空
段段畑の ぐみの実も
あの日のままに うるんだぜ
流れる雲は ちぎれても
いつも変らぬ 友情に
東京恋しや 逢いたくて
風に切れぎれ 友の名を
淋しく呼んだら 泣けて来た
黄昏赤い 丘の径
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