11.織江の唄
作詞:五木寛之
作曲:山崎ハコ
遠賀川土手の向こうにボタ山の
三つ並んで見えとらす
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたに逢いとうて
カラス峠ば 越えて来た
そやけん
逢うてくれんね 信介しゃん
すぐに田川に帰るけん
織江も大人になりました
月見草いいえそげんな花じゃなか
あれはセイタカアワダチソウ
信ちゃん 信介しゃん
うちは一人になりました
明日は小倉の夜の蝶
そやけん
抱いてくれんね 信介しゃん
どうせ汚れてしまうけん
織江も大人になりました
香春岳 バスの窓から中学の
屋根も涙でぼやけとる
信ちゃん 信介しゃん
うちはあんたが好きやった
ばってんお金にゃ 勝てんもん
そやけん
手紙くれんね 信介しゃん
いつかどこかで 逢えるけん
織江も大人になりました
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