伝え歌

成底ゆう子 伝え歌專輯

8.ふるさとからの声

作詞:成底ゆう子・島崎伸一
作曲:成底ゆう子

故郷から届いた包み 少しの野菜と缶詰と
箱の下には折りたたまれた 母の手紙がありました

「元気でいるの? 今年は帰るの? お金を少し包みました。
父さん 昨日心配してた たまには声でも聞かせてね」

こんな田舎じゃ 夢も見れない
出てきた都会 夢見失い

泣いて 泣いて 悔しい程に 自分の弱さと向き合えず
私の夢を一緒になって 追いかけてる愛に気づいて
見慣れた文字に 涙が滲む

憧れたように 生きては行けず 思うよりも 心はもろく
耐えきれずに 夜中の電話 泣きじゃくる私に父は言う

「描いた道を 生きて行けばいい お前の涙 全部受けてやる」

泣いて 泣いて 悔しい程に 自分を信じてあげられず
話も ろくにしなかった父 一番私を信じてた
励ます声に 愛が満ちてゆく

泣いて 泣いて 悔しい程に 自分の弱さと向き合えず
私の夢を一緒になって 追いかけてる愛に気づいて
見慣れた文字に 涙が滲む

泣いて 泣いて 嬉しい程に 故郷はいつでも 側にある
母なる流れの宮良川(みやらがわ)よ 父なる姿の於茂登岳(おもとだけ)
心の道は 変わらない景色