24.東海渡り鳥
作詞:水木れいじ
作曲:市川昭介
惚れた弱味か あの娘のあとを
追って風切る 東海道
泣くな相模の はぐれ雲…
男浮き名の この長脇差(ながどす)じゃ
恋は 恋は斬れない アン…渡り鳥
清水二十と 八人衆も
男惚れする 旅姿
ここは駿河の 街道よ
喧嘩渡世にゃ 新茶の香り
じんと じんと沁みやす アン…渡り鳥
瞼とじれば 堅気になれと
可愛いあの娘が また叱る
あれが三河の 宿あかり…
投げた賽の目 丁半かけて
みれん みれん捨てよか アン…渡り鳥
どこで泣いてか あの娘の顔が
浮いて寝かせぬ 茶碗酒
明日は桑名か 山城か…
今度逢えたら おしどり旅に
勝負(かた)を 勝負(かた)をつけたい アン…渡り鳥
|