百恵辞典

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34.春に吹かれて

作詞:阿木燿子
作曲:宇崎竜童

新しいドレスの事
一言も聞きもしないで いきなり
反射神経ゼロなんて ひどすぎるわ

入口のガラスの扉にぶつかったのは
良く磨かれた 季節のせいなのよ

声ばかりおーきな人
春に吹かれて 春に吹かれて
どこかへ行きましょうか
身軽なとこは 私のいいとこ

歩く時腕をかして
くれるわけでもないくせに まるで
運動神経ゼロなんてばかにしてる

足許の小さな小石につまづいたのは
タンポポよけて 歩いたせいなのよ

背ばかりおーきな人
春に吹かれて 春に吹かれて
どこかへ行きましょうか
素足の気分 今日のいいとこ

旅に出た雲の行くえ
追っていく私のことを ひどく
方向感覚ゼロなんて笑わないで

心ごと手繰(たぐり)寄せられる糸の強さを
風が怖れて 横向くせいなのよ

夢ばかりおーきな人
春に吹かれて 春に吹かれて
どこかへ行きましょうか
移ろいやすさ 若さのいいとこ


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