26.木曽路の女(歌謡浪曲入り)
作詞:やしろよう
作曲:伊藤雪彦
雨にかすんだ 御岳(おんたけ)さんを
じっと見上げる 女がひとり
誰を呼ぶのか せせらぎよ
せめて噂を つれて来て
ああ恋は終わっても
好きですあなた
湯けむりに揺れている 木曽路の女
(歌謡浪曲 )
木曽の棧(かけはし) 中山道
瀬音なつかし 宿に来て
解いた黒髪 お六櫛
男滝女滝の 水さえも
はなればなれに 落ちるのに
何で今さら 恋しがる
ひとり旅寝の 恋まくら
明日は馬籠(まごめ)か 妻籠(つまご)の宿か
行方あてない 女がひとり
やっと覚えた お酒でも
酔えば淋しさ またつのる
ああ恋は終わっても
待ちますあなた
どこへ行く流れ雲 木曽路の女
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