23.堤防のある町
作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三
さざ波が光る陽射しの中で
あの頃の夏を捜した
堤防にもたれたら
海が見えないだろう
せっかく帰ってきたのに
吹く風に止まるカモメのように
ぼくはまだこの町にいて
まるで木の葉が波に
のまれてしまうような
都会で傷ついた君と
時が戻りそうで
夏が終わるまでの
ほんのひとときだけの
季節にまた出会った
だけの二人
海沿いのちっぽけなストアー
陽にやけたあの日の二人
スパイクを持った君と
僕はまだユニフォーム
帰りにパンをかじった
※君が変わりそうで
きれいになりそうで
ずっとそばにいなけりゃ
言葉も変わってゆく
だけの二人※
時が流れそうで
夏が終わりそうで
ほんのひとときだけの
季節にまた出会った
だけの二人
(※くり返し)
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