五木ひろし全曲集~アカシア挽歌・雪燃えて~

五木ひろし 五木ひろし全曲集~アカシア挽歌・雪燃えて~專輯

10.なごり紅

作詩:吉岡治
作曲:岡千秋


一(ひと)つずつ 覚(おぼ)えて変(か)えた 紅(べに)の色(いろ)
一人(ひとり)ずつ 忘(わす)れてゆくのも 恋(こい)の道(みち)
醍醐寺(だいごじ)の夜桜(よざくら)が 鮮(あざ)やかに いまも散(ち)る
おんなざかりの花(はな)の乱(らん)
風(かぜ)に触(ふ)れても せつなくて

丸窓(まるまど)を 開(あ)ければしんと 冬紅葉(ふゆもみじ)
待(ま)ち人(びと)は 別(わか)れに似合(にあ)いの 牡丹雪(ぼたんゆき)
修善寺(しゅぜんじ)の薪能(たきぎのう) 束(つか)の間(ま)のまぼろしが
忘(わす)れきれずに蘇(よみがえ)る
闇(やみ)に炎(ほのお)が 舞(ま)うように
あなた、あなた心(こころ)に なごり紅(べに)

有難(ありが)う さようなら それぞれの四季(しき)のなか
嫁(とつ)ぐおんなの雪月花(せつげつか) 遠(とお)くなるほど 愛(いと)しくて
あなた、あなた心(こころ)に なごり紅(べに)
有難(ありが)う さようなら それぞれの四季(しき)のなか
嫁(とつ)ぐおんなの雪月花(せつげつか) 遠(とお)くなるほど 愛(いと)しくて
あなた、あなた心(こころ)に なごり紅(べに)