マスト

ザ・マスミサイル マスト專輯

8.アサリ

作詞:高木芳基
作曲:高木芳基

やることないから潮干狩りへ 思い切って出かけましたよ
持ち帰ったアサリのいくつかを 思い切って飼育しますよ
ついでにアサリに紛れてた 小さなカニも飼育しますよ
小島に車を走らせてさ 海水の塩を買いに行きます

アサリは何を食べるんだろう だなんてそんなことを考えてるうちに
アサリ汁を食べる時に 今まで感じてなかった命の輝きなんぞを覚えました

いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか もうようわからんようになってきた
けど結局のところ人の命も 同じじゃないかって思ったわけです
そう いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか だんだんわかるようになってきた
そうだ結局のところ 命の輝きなんてのは
自分で判断するもんじゃなくて 誰かが感じるもんなのか

可愛いあの子がメダカを飼いました 「大人は自由だ!」と叫びながら
毎日毎日眺めては 仕事が終われば寄り道しないで帰ります
水質も日当りも問題なく メダカはすくすく育ちました
卵を産んだ時には本当にコロコロと 子犬のように喜びました

卵は別の容器に移したのに メダカの赤ちゃんは産れませんでした
田んぼやペットショップの餌メダカを見る時に
感じてなかった命の輝きなんぞを覚えました

いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか もうようわからんようになってきた
そうだ結局のところ人間以外の命は 想われることで初めて輝くのでしょう
いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか だんだんわかるようになってきた
それなのに人間ってやつは はなから輝く命を
自ら絶ったり粗末にしたりと 随分横柄な輩です

己の顔も見せん奴らが あれやこれやと宣っております
自分探しに夢中な奴に限ってさ
無様にパソコンの前で ほくそ笑んだりしてます

ろくな敬語も使えん奴らが やたら命令口調で欲を満たします
それがアッチの世界の常識なんだと
あんたらのルールや常識なんかは犬も食いませんよ

いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか もうようわからんようになってきた
けど嫌われる時も傷つく時も 僕は僕のままでそうなりたいわけです
いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか だんだんわかるようになってきた
そうだ誰かにボロクソ言われるよりも
自分で自分をダセェと思う奴にはなりたくないだけです

政治がどうとかさ 社会保障がどうとかさ 動物愛護がどうとかさ
もうようわからんようになってきた
そうだ結局のところ一番大切なのは
大切な人を想う力なんだと感じました

いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか もうようわからんようになってきた
けどはち切れそうなんです そろそろ飛び出しそうなんです
どんどん感情ばかりが 己の中を渦巻いていくのです

ならば唄を だから唄を いやむしろ唄しかないから
全てをぶちまけられるのです
愛とか恋とかそういうことなら
心を込めたラブレターの方が 伝わるはずでしょう

いったい何が いったい何が いったい何が
言いたいんだか もうようわからんようになってきた
言いたいことがもうようわからんようになってきたからさ
だからギターを持ったり バンドをやったり でっかい声だして
生きる意味なんてものには 全く興味がないけれど
唄う意味くらいは なんとなくでいいから持っていたいわけです
だから生きて生きて生きて 死ぬまで生きて
最後に 笑って仲間と酒でも交わせりゃ最高なんですよ

いったい何が言いたいんだか もうようわからんようになってきた…