3.鳥男の憂鬱
作詞:MASH
作曲:服部嶽志・MASH
ようやくめぐってきたぞチャンスが 僕にとっては1度きりのカウントダウンは
今もこの瞬間も進む 時計の針が夢縛り付ける
僕は夢中で宇宙の方へ やせこけた羽を上下にさせてた
届くはずもない願いを乗せて 孤独な戦いイカロスどこへ
風を掴んで空に行くんだ
出来るだけ高く出来るだけ遠く
隣の町ではおいしいものがいっぱいあるからすぐに行かなきゃ
空の仲間にゃ何も言わずに内緒で今晩旅に出よう
ちんけな町は捨てて急ごう おいしいものは独り占めだ
ひとりじめさ 世界は僕のもんだ
まるで人間が空を飛んでるみたいだ
遂に見つけた 僕だけの楽園さ ひとりじめさ
さっきまでいた町がもう小さい 旅立つ僕はもう振り返らん
空には雷雲が浮かんでて僕はそれを見て少し焦った
だけどここまで来たなら引き返せないよ 引き返す場所はもう無い
どこに居たってまぁ悩み尽きない
僕は歌ってた空の中で
風は高くに登れば強く 左右の翼をみしみしさせた
後どれくらい飛んだら届く 嵐が心を不安にさせた
雨に打たれて風に吹かれた いつまで飛べば いつまで飛べば
夜は僕を孤独にした 朝は僕を勇気付けた
ひとりじめさ 世界は僕のもんだ
まるで人間が空を飛んでるみたいだ
遂に見つけた 僕だけの楽園さ ひとりじめさ
ボロボロになった翼を広げ いよいよ迫った新しい町へ
今まさに楽園に訪れる そんな気持ちが僕を包む
米粒状に見えてる世界は緑と山と海が見えた
もう絶望に見えてた未来が今いままさに光りだした
信じていれば報われるはずさ 信じて向かうところ敵無しさ
そんなキモチに再びなってた 疲れが注意を見失わせた
僕は地面に降り立つところで 野良が付く猫に首を狙われ
どうやら息が絶えていくようだ 大きな空が閉じていくようだ
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