1.君、しなやかであれ
作詞:小椋佳
作曲:伊東恵里
夢 追いかけている
君が 好きだから
夢 追い続けていて
いつの時も
その瞳 輝く
君 愛しいから
夢 叶う日は遥か 遠過ぎても
忘れないで欲しい
今日という日はいつだって
残る人生の初日だということを
夢 一つ消えても
新しい夢が
ほら 芽生え始めてる
その心に
忘れないで欲しい
今日という日はいつだって
残る人生の初日だということを
君 しなやかであれ
美しいままで
夢 追い続けていて
いつの時も いつの時も
2.揺れるまなざし
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
街にひとふきの風 心にふれゆく今日です
めぐり逢ったのは
言葉では尽せぬ人 驚きにとまどう僕
不思議な揺れるまなざし
心を一人占めにして あざやかな
物語が限りなく綴られて
君の姿が 静かに夜を舞う
紅茶ひとくちふと 深い味がする夜です
めぐり逢ったのは
夢に見た人ではなく思い出の人でもない
不思議な揺れるまなざし
心が波立つようです いつになく
物語が限りなく綴られて
君の姿が 静かに夜を舞う
昨日までの淋しさ嘘のように
君の姿に色あせて
明日の朝を待ち切れず夜を舞う
君の姿を追いかけて
あのまなざし揺れて眠れない
3.俺たちの旅
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
夢の坂道は 木の葉模様の石畳
まばゆく長い白い壁
足跡も影も残さないで
たどりつけない山の中へ
続いているものなのです
夢の夕陽は コバルト色の空と海
交わってただ遠い果て
輝いたという記憶だけで
ほんの小さな一番星に
追われて消えるものなのです
背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ
背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ
夢の語らいは 小麦色した帰り道
畑の中の戻り道
ウォーターメロンの花の中に
数えきれない長い年月
うたたねをするものなのです
背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ
背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ
4.めまい
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
時は私にめまいだけを残してゆく
だからワイングラスの角氷
眠りにつこうとする愛に
ささやかないで
時は私にめまいだけを残してゆく
だから小舟を運ぶ潮風よ
眠りにつこうとする愛を
揺り起こさないで
鏡に残ったあなたの後ろ姿
青い青い海が見える
さよならを書こうとした口紅が
折れてはじけた
時は私にめまいだけを残してゆく
だから暮れ染(なず)む海の夕渚よ
いかりをほどいてゆく船の
心留めて
鏡に残ったあなたの後ろ姿
青い青い海が見える
さよならを書こうとした口紅が
折れてはじけた
5.熱い瞬間
作詞:小椋佳
作曲:星勝
ひんやりとした水で 顔を洗えば
ひきずったとまどいが 落ちて行く
朝の光を斜めに受けて 映っているのは誰
語りかける 誘いかける
素晴しい一日を 生きましょうねと
くしゃくしゃな笑顔で
泣いている人がいた
こみあげる歓びに 抱き合う人がいた
私も追いかけよう そんな熱い瞬間を
陽だまりの街角を まわるふりして
幸せ 不幸せ 街ち伏せる
人の心の弱さ淋しさ 支えているのは何
語りかける 誘いかける
素晴らしい一日を 生きましょうねと
くしゃくしゃな笑顔で
泣いている人がいた
こみあげる歓びに 抱き合う人がいた
私も追いかけよう そんな熱い瞬間を
誰れかれと構わず くちづけしたい時
生きてみて良かったと思わず叫ぶ時
私も追いかけよう そんな熱い瞬間を
6.遠きにありて
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
きっといい人がいる きっといいことがある
この街を出て夢のふるさとへ行こう
たおやかな山すそに
ゆったりと夕日が落ちるところへ
話し好きのおばさんがいたり
いろり囲んで熱いものを吸ったり
きっといい川がある きっといいうたがある
この街を出て夢のふるさとへ行こう
移りゆく季節が それぞれの顔で話すところへ
真すぐな光りのあつさもいい
ふきなぐる吹雪の痛さもいい
まして春 まして秋
7.少しは私に愛を下さい
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
少しは私に 愛を下さい
全てをあなたに捧げた私だもの
一度も咲かずに 散ってゆきそうな
バラが鏡に映っているわ
少しは私に愛を下さい
たまには手紙を書いて下さい
いつでもあなたを想う私だもの
あなたの心の ほんの片隅に
私の名前を残して欲しいの
たまには手紙を書いて下さい
みぞれの捨て犬 抱いて育った
やさしいあなたを想い出しているの
少しは私に愛を下さい
8.ふりむけば愛
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
想い出にするだけの価値もない
恋だけに過ぎて行く日々は浅いね
初めての口づけのかおり遠い
想い出にするだけで明日のない
恋ばかり集めても心寒いね
色あせたアルバムを焼き捨てよう
心に深く 心に熱い
昨日と明日を繋(つな)ぐ
愛はどこ ふりむけば君
想い出にするよりもいつだって
新しい夢の旅君としたいよ
サヨナラの唄が今 融けて消える
心に深く 心に熱い
昨日と明日を繋(つな)ぐ
愛はどこ ふりむけば君
心に深く 心に熱い
昨日と明日を繋ぐ
愛は君 ふりむけば愛
9.流れるなら
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳・星勝・三枝成章
流れるなら 永い河を
君の姿 眺めながら
水に触れて 君に触れて
忘れ去ろう過ぎ行く時
出来るのなら そんな夢の
流れのまま 身をあずけて
地図にかくれた 遠い海で
二人だけの波の光に 遊んでいたい
なのに何故 この心は
流れに逆らう
いつも何故 この命を
この愛を賭けてまで
流れるなら 永い河を
君の姿 眺めながら
風をはらんだ帆にかくれて
二人だけ白い世界に 遊んでいたい
なのに何故 この心は
流れに逆らう
いつも何故 この命を
この愛を賭けてまで
いつかまたこの命 生まれ変ろうと
君だけと思う程の この愛を賭けてまで
10.いつの日か旅する者よ
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
夜になお ざわめく者よ
魔法使いよ 悪魔よ
あるいは 闇の天使よ
さしのべる誘いは無駄と知るだろう
ただひとつ 命かけた夢だ
新しい道 初めての旅
今宵砂漠の砂嵐襲い来ようと
明日はまた 地平の光にたぎる胸だ
夜になお 輝くものよ
まだ見ぬものの 幻
あるいは 遠い未来よ
閉じた眼の瞼を熱くするほど
夜になお 湧き立つ憧れだ
新しい道 初めての旅
今宵ひととき 安らかな眠りを運べ
明日はまた 希望で私を蹴って起こせ
いつの日か 旅する者よ
この足跡を 見る時
あるいはそれを 踏む時
その胸に伝わる夢を知るだろう
夜になお 燃え上がる力だ
新しい道 初めての旅
今宵ひととき 安らかな眠りを運べ
明日はまた 希望で私を蹴って起こせ
11.愛燦燦
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
雨 潸々と この身に落ちて
わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね
それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね
風 散々と この身に荒れて
思いどおりにならない夢を 失くしたりして
人はかよわい かよわいものですね
それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
愛 燦々と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね
ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね
ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
12.眦
作詞:小椋佳
作曲:加藤武雄
遥か船旅を 行く人よ 覚悟 決めて おこう
新たな航路は 君の手に 委ねられたこと
時代の風に 吹き流されるな
荒ぶる波に 飲み込まれるな
時に絶望の 嵐襲うとも
夢憧れ 藻屑とするな
眦を上げ 水平線へと
挑む心 なお投げよ
遠い船旅を 行く人よ 真の 智慧を 積もう
新たな航路は 事件事故 重なるだろうが
歴史の中に 真実を学べ
自然の中に 愛を汲み取れ
時に自らの 力足らずとか
青臭さに 嫌気刺そうと
萎える時こそ 思い返そう
命の価値 生きて在る意味
美しさ 有るとすれば
挑みの 汗のなか
時に絶望の 嵐襲うとも
夢憧れ 藻屑とするな
眦を上げ 水平線へと
挑む心 なお投げよ
13.船旅
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は
甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて
海へ出た 荒ぶる海へ
煌めきの 宝探しか 安住の 島求めてか
行く先の まだ定まらず 自らの 力も知らず
入り混じる 期待と不安
志同じくして 並び行く友に出逢えるだろうか
心を熱く重ねて 連れ添える愛に出逢えるだろうか
人の身は ままならぬもの 何故かしら 時に無気力
情けない 怠け心が 忍び込み 漂流船と
成り果てる 恐れが襲う
海図無く 羅針盤無く 蒼臭い 未熟な知恵と
競い立つ 欲望たちと 我知らず 湧く情熱を
せめてもの 追い風にして
振り返って悔いの無い 充実の海を渡れるだろうか
嬉し泣きできるほどの 悦びの場所を抱けるだろうか
船旅に 擬えるなら 兎に角に 私の船は
甘やかな 港を後に 帆を立てて 錨を上げて
海へ出た 荒ぶる海へ
14.君の声聴けば
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
波を遊ばせ 岸辺囁く
風受け止めて 木の葉は歌う
聖なるものを その身に誘い
君は汚れず 無垢な魂
美しき夢 奏でるに任す
君の声聴けば 君の声聴けば
星呼吸して 光それぞれ
自由なままに 星座を創る
往き暮れている アリと人とを
君 甘やかな 涙を堪え
和毛の槍の 憐れみを投げる
君の声聴けば 君の声聴けば
時間がくれた重ね着 選び直して
時間をかけて身軽な 姿に帰ろう
まだ旅人であれと
瞳こらせば 雨だれに虹
耳を澄ませば 湧き水誕生
欲望色の 古地図を捨て
君を視つめて 未知の世界の
畏れ・寂しさ 悦びで包む
君の声聴けば 君の声聴けば
君の声聴けば 君の声聴けば
15.心の酒
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
楚々と飲む 心づくしの酒もあり
ぐいと飲む 心満たしの酒もある
思い出を 温めたいと 思う日に
思い出を 捨て去りたいと 思う日に
友と飲む 心重ねの酒もあり
旅と飲む 心訪ねの酒もある
二人して 出逢いの不思議 讃えたり
独りいて まだ見ぬ自分 見付けたり
ひたすらな人生ゆえに 時に惑いの 揺らめき
ひたむきな人生ゆえに 時に和みの さざめき
ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき
芳しき夢よ 心の酒 輝き
恋と飲む 心火照りの酒もあり
夢と飲む 心かざりの酒もある
微笑みを 花盃に 見つめたり
眼差しを 遠い地平に 浮かべたり
ひたすらな人生ゆえに 時に惑いの 揺らめき
ひたむきな人生ゆえに 時に和みの さざめき
ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき
芳しき夢よ 心の酒 輝き
ほどよき酔いよ 心の酒 煌めき
芳しき夢よ 心の酒 輝き
16.優しさばかり
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
気づかわないで 別れには
むしろ 我儘がいい あなたらしく
優しさばかり もう振り撒かないで
遠いあの日に 戻れるような気がしてくるわ
心から溢れる アリガトウの言葉
言えず 言わず 微笑む
新しい夢 追いかけて
たくましく 暮らしてね それも あなたらしく
若さのせいに したくない
まして どちらのせいと 言えはしない
優しさばかり もう振り撒かないで
本当のことを 視つめる瞳 うるんでくるわ
嬉し過ぎる 愛に ひたりたい想いが
消えず 消せず 戸惑う
寄りかかろうと するくせと
楽しみつまむだけの 甘さ捨てる時ね
心から溢れる アリガトウの言葉
言えず 言わず 微笑む
新しい夢 追いかけて
たくましく 暮らしてね それも あなたらしく
17.と・も・た・ち
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
生きてきて 心に尋ね これが宝と 言えるもの
富でなく 名誉でもなく それは「ともたち」
長い旅路の 道連れだった 同じ時代の 戦の仲間
或いは時に 競い合い 挑み合い
今 打ち解けて 和み合う
微笑み 浮かべる 互いの 瞳に
自分の歴史を ふと垣間見る
在るだけで 只居るだけで 嬉しい価値と 言えるもの
紛れ無く 躊躇いも無く それが「ともたち」
糞真面目とは 言わないけれど
一所懸命 生きてきたこと
言葉無用で 映し合い 感じ合い
今 目を細め 響き合う
命の 深みに 居座る 孤独も
恋人のような ぬくもり抱く
嘆きやくどい愚痴も 頷いて 掻き散らしてくれた
面と向かって 言うことも 無いだろうけど
友でいてくれて ありがとう
数々の その振舞いは 助け救いと 言えるもの
報い無く 見返しも無く それは「ともたち」
褒められる程 立派じゃないが
それぞれの眼に 恥じないことに
心を尽くし 努め合い 励み合い
今 足らなさを 支え合う
互いの 眼差し 迎える 明日を
上り坂として 背中を突(つつ)く
密やかな悦びも 共に居て 膨らましてくれた
不器用だから 口に出す こともないけど
友でいてくれて ありがとう
18.逢うたびに君は
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
いたいけな眼差し 投げ続ける君は
ひたむきな心を 隠そうともしない
変わらない憧れを 背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
限りなく蒼くさい 君の夢を
裸になって抱き 抱きしめたい
移ろいの多さに かすり傷を恐れ
誰となく心に壁を立てる中で
かげりない輝きを背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
ためらいも疑いも 君の夢に
地平こえて飛び飛び散ってく
気負わずに熱い 君の足音がはずむ
さわやかに熱い 君の歌声がひびく
変わらない憧れを 背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
限りなく蒼くさい 君の夢を
裸になって抱き 抱きしめたい
気負わずに熱い 君の足音がはずむ
さわやかに熱い 君の歌声がひびく
19.再会
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
運命は 必然に 偶然重ねの 綴(つづ)れ織(お)り
思い返せば あの日 思い巡らす お店で
思い掛けずの 再会 思い描いた あなた
再会に 想い湧き立ち 恋心 想い溢れて
悦びの 夢合わせ 酔い痴れて 夢心地
何故かしら 初恋みたいに 思いあまり
怖々と 若くはないと 思い直したり
残された日々 ただあなたとと
思い立ち 思い為し 思い込む
心地よい 心の 重さに 満たされてくる
恋の路 右に揺れ 迷って左の 九十九折(つづらおり)
思い過ごしか 別れ 思い浮かべる いつかと
思い果たしの 再会 思い切れない あなた
行く末に 想い患い 幸せに 想い繋いで
明日知れぬ 夢語り 日捲りの 夢暦(ゆめごよみ)
何処かしら 古い自分に 思い当たり
得々と 尽くす嬉しさ 思い起こしたり
あの遠い日と 再会の日を
思い出し 微笑んで 思いやる
悪戯な 縁(えにし)の 重さを 抱きしめている
残された日々 ただあなたとと
思い立ち 思い為し 思い込む
心地よい 心の 重さに 充たされてくる
20.開花
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
惜し気無く 故郷の大地 恵みを 施し
絶え間無く 海 山 川 生命(いのち)を 育む
指図も待たず 生きよう 生きようと
呼吸は止まらず 血液は巡る 自然の不思議
このいじらしい 生命(いのち)の 誘(いざな)いの
その価値を感じ 芽吹きを悦(よろこ)び 開花誓おう
Ah〜a Ah〜a
まずは自分を 愛しみ 健やかに
創造の夢を 果たす試みの 暮らし築こう
出来ればさらに 人にも 自然にも
尽きない泉の 湧き上がる愛を 手渡ししよう
この空間と 時間を 歓んで
営々と続く 豊かな開花で 充たし尽くそう
Ah〜a Ah〜a
Ah〜a Ah Ah Ah
21.子らよ
作詞:小椋佳
作曲:石富由美子
子らよ あどけなく 愛しき者よ
子らよ 穢れなく 危うき者よ
時を 選び採れず 命 受けし者よ
親も 選び採れず 生まれ出でし者よ
親なればと カを尽くすとも
親なればの 全ては 果たし得ず
子らよ 惑いなく 伸び行く者よ
子らよ 恐れなく 飛び立つ者よ
時の 澱みに 身を染めず しなやかなれ
親の 限りを 超え 遥か 凛凛しくあれ
親らしくと 思いは 深くとも
親らしくが たやすく 見出せず
時を 選び採れず 命 受けし者よ
時の 澱みに 身を染めず しなやかなれ
22.君はそれ以上
作詞:小椋佳
作曲:星勝
君だけの輝き 真正面に憧れを
視つめる時の 首すじに 眩しい汗ひとすじ
君だけの眼差し 汚れのない真心に
初めて触れた 驚きが 洗いざらしの
愛に変わって行く
君が運んだ悦び 朝の太陽 それとも
宇宙の星のすべて 例えてもすぐ 君はそれ以上
君だけを愛した 躊躇いなくこの台詞
いつか言うだろう 他愛ない奴とみんなに
笑われるのもいい
君と刻んだ時間が 僕の歴史と思い出
身を揺する興奮と 心豊かな和み
君が運んだ悦び 鮮やかな虹 それとも
虹色の花すべて 例えてもすぐ 君はそれ以上
君と刻んだ時間が 僕の歴史と思い出
つややかな感激と 嬉しさに湧く涙
君が運んだ悦び 帆に孕む夢 それとも
夢追う帆船すべて 例えてもすぐ 君はそれ以上
すべての 例えの 君はそれ以上
23.遠い夜景に
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
戯れて 語り合おうか 出来れば嘘で 飾らぬままに
互いの心 暖炉の炎 揺らめくままに
静かに 煌くと見せて
街は 夜も 瞬きの間に
動き 流れ 移り 変わる
闇が 矛盾を 押し付ける
軽やかな フットワークと
大地 踏みしめる脚と
指と指 結び合おうか 確かなものを 弄るように
別れの兆し 嵐の予感 打ち消すように
肌ならず 重ね合おうか 見えない愛の 奇跡信じて
夜のキャンバス 二人の絵筆 絆描いて
静かに 煌くと見せて
街は 夜も 瞬きの間に
動き 流れ 移り 変わる
闇が 矛盾を 押し付ける
軽やかな フットワークと
大地 踏みしめる脚と
気後れ 躊躇いを見せて
愛は 夜の ビルの谷間に
その身に 潜め 時に 祈る
闇に 胎児を 抱え込む
老木 芽吹きの夢か
小鳥 巣立ちの孤独か
24.美しい暮らし
作詞:小椋佳
作曲:Stephen Schhlaks
真顔して 背負うには
重すぎる 人生に
時に 容易い
幸せに 寄りかかる
諦めは 諫めよう
真実を 求めよう
胸に 留まる
少年を 裏切らず
その仕草 舞のよう
その言葉 歌のよう
君が 救いさ
その心 海のよう
解けぬまま 人生を
終ろうと する時も
せめて 言いたい
美しく 暮したいと
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