誰がために鐘は鳴る

高橋優 誰がために鐘は鳴る專輯

3.牛乳

作詞:高橋優
作曲:高橋優

コンビニの店員さんがビニ一ル袋に入れそびれちまったストロ一
しょうがないからパックの上をこじ開けてすすり飲んでる牛乳
そういえば小學校の給食のとき君はいつも牛乳を殘すから
代わりに飲んでやるって每日のようにもらってたの思い出す
今頃君はどこで何をしてるのかな…。
今でも牛乳は嫌いなままなのかな…。
代わりに飲んでくれる人は今も近くに居るのかな…。
同じ空を見上げてるかな…。
500ml 115圓の牛乳パックをすする僕

あの夕燒けに照らされたビルの窗
真四角に切りとられた空
せわしない日々に少し疲れた オレンジ色の街
真っ白な戀の味

過去ばっか增えてって未來が減ってくだけの現狀は嫌いじゃないけど
16時半の憂いと牛乳の味に淚がこぼれた
そう言えば風の噂で君が結婚したってことを知ったんだよ
ウエディングドレスの畫像くらい誰かとっといてくれてるよな。

一日一日必死をこいて生きてる
世知辛い人や物にぶつかる日もある
代わりに生きてくれる人なんてどこにも見當たらないので
尚も僕らは明日へ向かう
最後の一口が少しだけしょっぱくなっちまった僕の牛乳

あぁ夕燒けに照らされた部屋の窗 その向こう側に君想う
せわしない日々にさしのべられた 青春の面影
真っ白淚の味