2.鬼
作詞:招鬼
作曲:招鬼
編曲:黑貓&陰陽座
鬼と女(おなご)は見えぬぞよろし
古の書に伝えて謂(い)うは
鬼神(かみ)であれども鬼魅(おに)といえども
荒ぶる神の遠緣者(とおえんじゃ)
片目潰され案山子(かかし)にされて
囚われたるは祝殿(いわいてん)
崇り恐れて贄(にえ)を祀りて
我が身可愛や神祭り
丑虎(うしとら)の門開きてみらば
舉(こぞ)りて集う夜叉(やしゃ)の群れ
己が墮落を打算で隱すは
孩兒(がいじ)を屠る間引き鬼
屍氣(しき)漂いし憂(う)き山の
靜寂(しじま)に浮かぶ祝殿
今や鬼神(きしん)の形は物
永久(とこしえ)の我が庵(いお)か
人の畏怖(いふ)は堂々巡
ちんがり捲(めく)らの御法神(ごほうしん)
生きつ絕えつ鬼となりて
心の闇に現在(いま)もひそみ續けしと
獄卒だとて祖靈(そりょう)と崇めしや
貌(かたち)を得たり御靈(ごりょう)の天の邪鬼(じゃく)
人の畏怖(いふ)は堂々巡
ちんがり捲(めく)らの御法神(ごほうしん)
生きつ絕えつ鬼となりて
心の闇に現在(いま)もひそみ續けしと
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