11.組曲「九尾」~殺生石
作詞:瞬火
作曲:瞬火
隙孔(げっこう)群(む)らす 怪(かい)
悉皆(しっかい)痛(や)める骰子(さい)
斷罪(だんざい)遁(のが)る 舞
赦(ゆる)さじ 斷斷然(だんだんぜん)
殘骸(ざんがい)の 山に 縋(すが)り
幾千夜(いくちよ)に 歎(なげ)く 賢(さか)しらなり
有財和尚(うんざいかしょう)
金槌(げんのう) 打(ぶ)って 破壞(はえ)
靜まり 鎮む 蓋(がい)墮落の 妲己(だっき) 乃(だい)
緩(ゆる)めじ 斷斷然(だんだんぜん)
今在(こんさい)の沙汰(さた)に 見たり
人間(じんかん)の 意力
倒(さかしま)なり我が負(ま)くとは
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 名を 借りて
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 為(な)す 蠹毒(どく)
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 訛偽(かぎ) 播(ま)いて
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 撓垂(しなだ)れる
傾城(けいせい) 入魂(じゅっこん)の悔(く)い
其所(そこ)な 益荒男(ますらお)や どうか
放して 賜(たも)れ
斯(か)かる 手弱女(たおやめ)に 酷な
仕打(しう)ちと見らば
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 猶(ない) 在りて
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 為(な)す 荼毒(とどく)
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) やれ 軈(やが)て
(卵(らん)激(げき)蒜(さん)) 項垂(うなだ)れる
警醒(けいせい) 信念の 凱(がい)
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