3.木葉天狗
作詞:瞬火
作曲:招鬼
流(なが)れ流(なが)れて擦(す)れ違(ちが)う
旅人達(たびうどたち)を 背負(しょ)いて
何(なに)は無(な)くとも 銭稼(ぜぜかせ)ぎ
白狼(はくろう)は 辛(つら)いよ
彼(あ)の山(やま)の 爺(じい)さまが
赤ん坊(やんや) 返(け)せと 怒鳴(どな)る
魂消(たまげ)たな 滅相(めっそう)もねぇ
其(そ)れは 鳥(からす)の 替業(しわざ)
朝(あさ)から 晩(ばん)まで 幾(ほとほと)
さぼる 暇(ひま)も無(な)し
今日(きょう)も今日(きょう)とて 齷齪(あくせく)と
薯蕷(やまいも)集(あつ)め 暮(く)れる
京(きょう)の鞍馬(くらま)の 大天狗(だいてんぐ)
焦(こ)がるも 遥(はる)かよ
彼(あ)の村(むら)の 少女(おとめ)は
木っ端(こっぱ) 去(い)ねと 囃(はや)す
其れは(そりゃ)無(な)いよ 無体(むたい)な
割(わ)りを喰(く)うのは 嫌(いや)じゃ
抜(ぬ)かれて 取(と)られて 幾(ほとほと)
天狗(てんぐ) 丸儲(もるもう)け
巻(ま)かれて 敷(し)かれて 幾(ほとほと)
明日(あす)は 何方(どっち)だろう
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