12.冬の雁
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
手紙はみんな破りすてた
燃やす勇気はあったけれど
雨の気配ね窓の外は
濡れてる人もいるんでしょうね
あなたがくれた言葉を生きがいに
暮らしつづけてきたそれも今日まで
悲しいけれどやさしさだけでは
生きてゆけない
そんな年なのおかしいでしょう
食事の仕度をしなければ
母がいないと大変なのよ
雨の気配は道をおおい
きっとあなたも濡らすでしょうね
人それぞれの幸せがあるらしいわ
私はこれできっと良かったのよ
好きやきらいで別れたりできる
遊びまがいの恋は出来ない
おかしいでしょう
おかしいと言えばこの家で
生まれてずっと暮らしてきたわ
心配ばかりかけつづけの
出来の良くない娘だったわ
昨日の夜も父の背中を見ていると
私はゆけない私はゆけない
飛べない鳥は空を見つめて
涙流すけれど飛ばない鳥なの
おかしいでしょう
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