2.蜃気楼
作詞:葵
作曲:渡辺拓也
寄せては返す 時の漣 君を何処へ 連れていったのか
色のない海に 問いかけても 応えはなくて…
夕立の中 ひとけない道 それでも 合図する 信号機
立ち止まる僕を 急かすけれど 行き先はない
今も そう 瞳を閉じれば 君がそこで頬笑う
この手 伸ばして 触れても ほら
ゆらり ゆらりと 消えてく 蜃気楼
もしも あの日 君と 出逢わなければ 僕は知らずにいたよ
人を愛し 愛される喜びを 失う哀しみを
まるで夜空に 咲いた花火のように
ひかり 瞬き 儚く 消え去った この心奪って
もいちど もういちど 君に会いたい
夏を彩り 揺れる南瓜花 あの頃の景色を思い出す
タンデムシートに君を乗せた 海岸通り
サイドミラーに映る笑顔と 背中に響く君の歌声
永遠に続くものと信じてた 幸せなとき
心 そう 変わるはずがない 不確かな誓いは
巡る 季節に 彩を変えて
ゆらり ゆらりと 消えてく 蜃気楼
もしも あの日 君の 言葉の意味に 僕が 気付けていたら
君を愛し 愛される喜びを 失わずにいれた?
まるで 僕らは 月と太陽のように
ひかり 暗闇 交わることはない 追いかけ続けても
もう二度と もう二度と 君に会えない
もしも あの日 君の 涙の意味に 僕が 気付けていたら
君を愛し 愛される喜びを 失わずにいれた?
もしも あの日 君と 出逢わなければ 僕は知らずにいたよ
人を愛し 愛される喜びを 失う哀しみを
まるで夜空に 咲いた花火のように
ひかり 瞬き 儚く 消え去った この心奪って
もいちど もういちど 君に会いたい
君に会いたい
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