9.ノゾミのなくならない世界
作詞:大槻ケンヂ
作曲:橘高文彦・内田雄一郎・KING-SHOW
ノゾミがまだまだ小さくて
パパとまだ手をつないだころ
ノゾミは世界の中心で
ひとみを閉じればアラ不思議
この世は真っ暗、何もない
嫌いなピーマン、ネギもない
ところが今ではアラ不思議
ひとみを閉じてもやな世界
世界はなくならない
友だちはみんなバカばかり
話を合わせりゃバカを見る
愛されないのは誰のせい
とにかくあたしのせいじゃない
ドグラでマグラなそんなある日
ラジオで流れたあのメロディ
ノゾミの心を引き裂いた
ノゾミは突然恋をした
カリスマミュージシャンに
この人あたしをわかってる
あたしの心を歌ってる
恋したわ
ノゾミはそれから無我夢中
レコード・ポスター買いあさり
チケットとるため徹夜なの
あたしを覚えてもらわなきゃ
春夏秋冬過ぎたころ
カリスマミュージシャンの ニューCD
ところがなんだかピンとこない
アレレレなんだかつまらない
想いが冷めたかな?
ドキドキしないの誰のせい
とにかくあたしのせいじゃない
あの人変わってしまったの
髪の毛も短くしたしね
今度のライブもやめておこう
それよりテストも近いしね
アリスみたいなニーソックス
その日最後に履くのやめた
それから6年後
ノゾミはポルカのパーティーで
カリスマミュージシャンがいるの
見た
声かけた
「あなたあたしの青春だった」
「どうもありがとう
それより踊りましょう
想いは冷める
気にすることないよ
誰だって同じさ」
踊るポルカの夜
その夜ノゾミはカリスマと
夜通しポルカを踊ったよ
いつしかノゾミは腕の中
カリスマはくちづけをせまる
ノゾミは冷めていた
ノゾミはひとみを閉じたけど
それでも世界はなくならない
なくならない
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