百々和宏 高架下の幽霊 歌詞

百々和宏 窓專輯

7.高架下の幽霊

作詞:百々和宏
作曲:百々和宏

ハイウェイを見上げる高架下の ブルーのテントが彼のお城
卵とパン焼いてブレックファスト 調子っぱずれな口笛付きで

そうこの素晴らしい世界で 彼は毎日空き缶拾いに精を出す
アルミニウムはキロ180円 ワンカップ一つの価値もナシ

黄色く濁った彼の目玉ん中 乱反射する都会の中
彼には人間がみんな 人参ぶら下げて走ってるよに見えるんだとよ
誰彼ともなくブツブツと しゃがれ声で話しかける
「なぁお嬢さんオイラをよーく見な コレがブルースさ」

「シスコにロンドン、ベルリンにも行った
ミックやキースとは69年からダチコウさ
オイラの価値はオマエらにゃ計れねぇ
エサもらってもシッポはふらねぇ
いきものの掟はやぶっちゃいけねぇ
人間そんなに偉かねぇ
正直者は馬鹿をみねぇ
お天道様に顔向けできねぇ」

そんな事を彼は言ってた だけど最近みかけなくなった
駅にも公園にもいない だれか彼を知らないかい?