籠の鳥、天空を知らず

犬神サーカス団 籠の鳥、天空を知らず專輯

30.道行き

作詞:犬神明
作曲:犬神明

死に場もとめ彷徨って
辿り着いた木立のかげ
禁じられた恋の果て
二人ついに覚悟を決める
吹雪荒れる夜の
最期のくちづけと
見つめ合う瞳は
来世の誓い
光る刃物を咽に立て
互いの脈を切り裂けば
熱く吹き出す鮮血が
粉雪を朱に染める

身請けせまられ遊客に
金で買われたこの命
偽わりの愛 切なくて
夫婦の義理 辛すぎて
泥沼の憂き世から
救い出してくれた
貴方の恋情け
一緒に死のうと
意識遠のく死際に
寂滅為楽の鐘が鳴る
やがて二つの亡骸は
粉雪に包まれる

吹雪荒れる夜の
最期のくちづけと
見つめ合う瞳は
来世の誓い

光る刃物を咽に立て
互いの脈を切り裂けば
熱く吹き出す鮮血が
粉雪を朱に染める

意識遠のく死際に
寂滅為楽の鐘が鳴る
やがて二つの亡骸は
粉雪に包まれる