10.乱・乱・乱
作詞:泉谷しげる
作曲:泉谷しげる
私が出かける朝の道に
いつもすれ違う小学生達
彼らはいつも3、4人ではしゃぎ
私を見ながら通り過ぎる
女房は五ヶ月のお腹をかかえ
毎朝私を送り出す
女房のために子供のためにと
タイムカードはきれいな数字
毎朝すれ違う小学生達
このごろ少し気になりだした
彼らはいつも私を見ながら
馬鹿にした顔ですれ違う
あと少しで私の家は
三人暮らしになるので
おもちゃ屋を通るたびに立ち止まり
店の主人と笑顔を交わす
乱・乱・乱
乱・乱・乱
乱・乱・乱
乱・乱・乱
その日の朝は気になった
いつもの小学生の一人が
私の前に立ちはだかり
馬鹿と言って走り去った
私の見てくれは特別ではなく
ごく普通のスタイルで暮らしている
人にとやかく言われる程の
目立ったことはしてないのだ
乱・乱・乱
乱・乱・乱
乱・乱・乱
乱・乱・乱
その日の朝は その日の朝は
小学生達は私に向かって
石を投げてはしゃいだのだ
当たらなかったとはいえ、頭にきた
それから私の朝の道は
小学生を避けて裏道を通り
家に帰るのも遠回りで
汗かきになった行き帰り
乱・乱・乱
乱・乱・乱
乱・乱・乱
乱・乱・乱
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