暫存

志方あきこ 暫存專輯

4.Pantalea

作詞:磯谷佳江
作曲:志方あきこ

満月に華やぐは 生命の宴か
何を祈り 何を謳う?

古の繁栄(にぎわい)は 語り部さえ無く
されど集い 刻(とき)を待つ

鳥達よ 獣よ 精霊よ
記憶の欠片を…
生きとし生ける 全ての者よ
今宵の奇跡を 讃えましょう

パンタレア 花開く
青き星を 慈しむよに
パンタレア 薫りたつ
想い燈し 咲き誇る 神秘の花

踊れ 潰えた世界さえ
嗚呼 歓喜で満たして…

仄白く仄青く 立ち昇る炎
一夜(ひとよ)の舞 片羽の蝶

睦み合う蛍火が 未来を宿して
この営み 繋がれる

過ぎ去りし 誰かが遺すは
名も無き残影(おもかげ)
産まれ朽ちた 願いを糧に
新たな奇跡を この世に呼び起こす

パンタレア 夜が明ける
やがて花は 深い眠りへ
パンタレア 一年(ひととせ)に
たった一度 咲く希望よ

パンタレア 降り注ぐ
慈雨を受けて 緑は芽吹く
パンタレア 信じてる
いつの日か 再び廻(めぐ)ること

パンタレア そのほとり
光る風が 吹き抜けてゆく
パンタレア 常しえの
想い乗せて 夢を見る 祈りの花