21.恋待草
作詞:伊達歩
作曲:小林亜星
もしも私が 紫の
春行く風に なれるなら
旅に迷うと 書き留めた
あなたの胸に 忍びたい
もしもあたなが 月になり
私の窓を 叩くなら
今宵紅(べに)さし 髪を解き
この黒髪を 乱したい
あふれるほどの優しさで
白き乳房を真紅(くれない)に
あふれるほどの恋(いと)しさで
逢えますか 逢えますか
春は紫 恋は真紅(べに)
できるものなら 花になり
草を枕の 旅人へ
紫草(むらさきぐさ)のひとしずく
口に吸われて しまいたい
肩にこぼれた 黒髪を
逢えれば束ね その腕に
二度と別離(わかれ)が ないように
強くからめて つなぎたい
あふれるほどの優しさで
白き乳房を真紅(くれない)に
あふれるほどの恋(いと)しさで
できますか できますか
春は紫 恋は真紅(べに)
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