虹色ナミダ

奥村愛子 虹色ナミダ專輯

11.ベランダの向こう側

作詞:奥村愛子
作曲:奥村愛子

電車の窓から もうすぐ見える
見慣れた部屋には もう帰らない
遠くによぎったベランダ ゆれるタオル
洗濯したのね なんだかほっとわらう

あかくあかく染める夕陽 街も人も包んで
あの日ふたり 今もふたり 見ているのに

どうしていますか その愛しさに怯えてました
未来は届きそうだったのに
元気でいますか ゆるぎない視線の向こう側
そこには誰かがいますか
あたしはいまでもいますか

時折あなたは冗談のように
大切だからさよなら と言った
真に受けたあたしが泣き出すその後
ほんの少し強く抱いてくれた

あかくあかく滲む傷を 押さえながらあなたは
扉開けて こころの中 光をくれた

どうしていますか その淋しさを拒絶しました
あなたは受けとめてくれたのに
元気でいますか あの日のベランダから見た空は
どうしていまでもこんなに
どうしていまでもこんなに

前にただ走りゆく現実は 後ろに流れ去る日々残して
この窓に映し出す夢鏡 きえて

どうしていますか ただ愛しさに怯えたままに
この胸しめつける秋の空
元気でいますか あの日ベランダから見た空は
どうしていまでもこんなに
どうしていまでもこんなに
どうしてこんなにあなたを