ゴールデン☆ベスト

大竹しのぶ ゴールデン☆ベスト專輯

12.ぼくたちふたり

作詞:小田島雄志・小田島若子
作曲:甲斐正人

ぼくがどこにいてもそこにはかならずプーがいる
いつもいっしょにプーとぼくがいる

「きょうはどこへいくの?」プーはいう
「ふしぎだなあ おんなじとこへいきたいなんて
いっしょにいこう」プーはいう
「いっしょにいこう」プーはいう

「十一の二ばいはいくつ?」ぼくはプーにいった
「なんの二ばいだって?」プーはぼくにいった
「二十二でいいんじゃないかとおもうけど」
「ぼくのこたえとぴったりおなじだ」プーはいった
「このけいさんはやさしくなかったけど
それであってるよ」プーはいった
「それであってるよ」プーはいった

ぼくがどこにいてもそこにはかならずプーがいる
いつもいっしょにプーとぼくがいる

「竜をさがそう」ぼくはプーにいった
「うん いこう」プーはぼくにいった
ふたりで川をわたる いたぞいたぞ
「たしかにあれは竜だ」プーはいった
「くちばしを見てすぐわかったよ
あれがそうだよ」プーはいった
「あれがそうだよ」プーはいった

「竜をこわがらせよう」ぼくはプーにいった
「そうしよう」プーはぼくにいった
「こわくなんかないぞ」ぼくはいった
プーと手をつないでぼくはさけんだ「コラアー
まぬけな竜め!」すると竜はとんでいった

「こわくなんかなかったよ」プーはいった
「ふたりでいればちっともこわくない」プーはいった

ぼくがどこにいてもそこにはかならずプーがいる
いつもいっしょにプーとぼくがいる

「おまえがいなかったらぼく
なにをしたらいいんだろう?」ぼくはいった
「ほんと ひとりじゃおもしろくない」プーはいった
「でもふたりいっしょなら」プーはいう
「いつだってたのしいよ」プーはいう