61.雨ふり小夜曲
作詞:阿久悠
作曲:三木たかし
男なんて いくらでもいる
もてない女じゃなし
悲しくもない 寂しくもない
(セリフ)不幸だなんて 思ったこともないよ
だけど 黄昏に雨が来ると
いけないなあ これは 胸が痛くなって 咳が出る
日が昏れて ポツリ
そして セレナーデ
誰かが窓の下で歌う
もしかして あなた
そんな筈はない
未練が胸をふいによぎる
しのんで来るなら 雨夜にかぎる
いつかあなたが 云っていた
罪ある恋でも きれいに思える
雨ふり 雨ふり セレナーデ
雨ふり 雨ふり セレナーデ
鳥肌の立った 胸を抱きしめて
雨音だけを聞いて過す
化粧でもしましょう
どうせ あの歌は
あなたじゃないと 知っていても
しのんで来るなら 雨夜にかぎる
いつかあなたが 云っていた
びしょ濡れ男を もう一度抱きたい
雨ふり 雨ふり セレナーデ
雨ふり 雨ふり セレナーデ
雨の日だけよ 思い出すのは
晴れたら消えてなくなるの あなたなんか
雨ふり 雨ふり セレナーデ
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