11.ゆめおぼろ
犬飼真琴(喜多村英梨) with 守東桃香(伊瀬茉莉也)&川壁桃花(早見沙織)
作詞:望月智充
作曲:多田彰文
茜さす君の移ろひゆく影を求め(求めて)
うち靡く黒髪 かすかな残り香探して(探して)
切なき記憶辿る桃色の夢(月に香る桃の香)
涙の瞳 理由も知らずに(生きる理由も知らず)
時は紙吹雪(時は紙吹雪)
散りゆきて風の音になる(腕の中で音になる)
久方の雨は燎原の炎を濡らし(濡らして)
小波の妖しき憩ひの欠片を掻き消す(掻き消す)
恋は土深く静けく朽ち果てる
手のひらからこぼれる月草の色(風に揺れる月の夜)
消えゆく先は星も見えずに(光る星も見えず)
時は夢おぼろ(時は夢おぼろ)
あはひに沈みて見失ふ(腕の中で見失ふ)
群肝の心は幾千の波を重ね(重ねて)
うつせみの命に小さき花びら揺らして(揺らして)
水は降りしきり夜は凍て緩む
玉かぎるはろかな光る 行く末を照らし(照らして)
うばたまの闇切り裂く言の葉さへ降り敷く(降り敷く)
愛は宙果てる朝によみがへる
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