夢がたり

久保田早紀 夢がたり專輯

11.星空の少年

作詞:山川啓介
作曲:久保田早紀

ああ めずらしく都会が
星空に抱かれた
少年は うつむいた顔を
銀河に向けていた

ぼくが生まれる ずっと前に
そこに住んでた気がする
寂しいこの都会を 離れて
空へ帰っていいかい?
オリオンが手をひろげ
少年は星空へ からだを投げ出した
誰ひとり気づかない 夜の出来事

踊りつかれた人の群れが
家路たどる 夜明け前
つめたい舗道に 落ちていた
眠るみたいな なきがら
降るような星空に
新しい星ひとつ 生まれて燃えている
誰ひとり気づかない 夜の出来事