30.暖簾の花
作詞:木下龍太朗
作曲:富田梓仁
儲けなんぼの 算盤だけじゃ
長く続かぬ 商売(あきない)は
女房なりゃこそ 細腕ながら
心配りの 後押しを
紺の木綿地 暖簾の花は
汗と涙の 水に咲く
好い日悪い日 日めくり暦
言えば負けです 泣き言は
辛いときこそ 笑顔で通りゃ
変わりますとも 風向きも
軒に掲(かか)げた 暖簾の花は
夫婦絆の いのち花
打つ手打つ手が 裏目のときは
腹を括(くく)って やり直し
裸ひとつが 振り出しならば
生まれ変わって 始めから
紺の木綿地 暖簾の花は
夢と根性で 返り咲き
|