32.洞海湾の竜
作詞:塩原洸
作曲:鈴江文人
(台詞)
洞海湾の若松港は裸一貫男の生命
玉井金五郎一命かけて守ります
手かぎ片手にしぶきに濡れて
「どんとこいよ」と仁王立ち
海の仲間を見殺すような
野暮な仁義は俺にゃない
玉井金五郎 体はったぜ若松港
(台詞)
玉井金五郎は男でございます
いくら口説かれても
裏切者にゃなりません
サアサアお帰り下さい
隙間風吹くあばら家暮らし
人の値打ちは心意気
やる気か来てみろ押しても引かぬ
意地と人情のこの垣根
玉井金五郎 生命燃やすぜ夜明け前
(台詞)
背中にほった入れ墨は
女房が牡丹俺は竜
正義に生きる夫婦星 人呼んで
花と竜と申します
汗と涙の洞海湾は
海の男の生きる道
きれいな血を吸う虫けら共に
負けてたまるか生命がけ
玉井金五郎 暴れまわるぜ花と竜
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