13.栞しおり
作詞:一青窈
作曲:武部聰志
途方に暮れたのは黃昏どきで
空は山まで溶け合って
何處か哀しくなる
ふいに君がくれし
道の標も見えなくなって
瞼閉じた後、花に聞く僕
君の耳には 辿りつけたら
どんな言葉 今は開く
遠回りして いつの間にやら幸せ、と
刊はさんだ僕
風に續き頁めくられたって
惡い氣なんかしないのにね
君は先へ急ぐ
僕の耳には 辿り著くなら
どんな言葉 今は開く
一回りして 去った季節の
數だけを 刊はさんだ君
櫻散る夕立にせかされ
ひとりよがりだった僕、
の想いが はらはらと零れ舞う
君の耳には 辿りつけたら
どんな言葉 今は開く
遠回りして いつの間にやら幸せ、と
刊はさんだ僕
君の耳には 僕の耳には
思い當たる言葉ひらく
遠回りして いつの間にやら幸せ、と
刊はさんだ春
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