まぼろしアンソロジー

ピロカルピン まぼろしアンソロジー專輯

7.火の鳥

作詞:松木智恵子
作曲:松木智恵子

過ぎ去った日とらえた 遠い記憶
夕闇泣き出しそうな世界を ただ見ていた

閉じかけた目開いて あかり灯し
こうして皆 生きながらえてる

流れ星に願い放ち 転がり続ける火をイメージ
あの時見た夢の意味が わかりかけては消える

なぜ今ここに生きる
意味なんてわからずに
手を取り合って まだ知らぬ明日へ
まだ満たされぬままに 描いては消えてゆく
にわかに解けぬ 謎かけのように

割り切ってはいけない 遠い記憶
心の奥底に潜む火は 絶やせない

誰だってさ 誰かの葉末の露
誰にも過去があり 今がある

デジャブに似た記憶の波 転がり続ける火のステージ
あの時見た夢の意味が わからないまま消える

なぜこの惑星に生きる
意味なんてわからずに
火の鳥になって 続きが見たい
まだ満たされぬままに 描いては消えてゆく
くりかえすのは 終わらぬストーリー