7.station
作詞:吾郷水木生
作曲:吾郷水木生
今年の冬は少し暖かくなると
流れる掲示板の液晶が知らせる 混み合うエクスプレス
隣りの席の人は疲れきった顔で寝てる
その向こうには旅慣れた様子の紳士
誰もがそれぞれのふるさとへ向かうよ
どんな着飾った人も お土産の紙袋をその手に
トンネル抜けて 鉄橋渡って 僕らを乗せて列車は走るよ
大きな悩みも 小さな迷いも 束の間忘れさせてくれる
ふるさとへ向かって
大丈夫だと言うのに 駅まで迎えに行くよと
受話器越しの親の声 また少し歳をとった気がした
制服に着られてた僕ら いつの間に大人になってたんだろう
親友には子供も出来た
誰にもそれぞれのふるさとがあるように
こんな僕にもいつか 愛すべき誰かが待ってるかな
いくつもの街 車窓に映し 僕らを乗せて列車は走るよ
大きな夢も 小さな壁も 越えられなかった僕さえも
優しく運ぶよ
年が明けたら 何か変わるかな? 見覚えある景色に占えば
歳とった親も 落ち着いた友も
その答えは知らないと微笑うだろう
トンネル抜けて 鉄橋渡って 僕らを乗せて列車は走るよ
迷うことなく 速度も変えず それぞれが帰るべき駅へ
優しく運ぶよ
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