V.A. 修羅ノ庭 歌詞

天響ノ和樂

V.A. 天響ノ和樂專輯

15.修羅ノ庭

作詞:マイナス
作曲:マイナス

華と散る夜話(やわ)
唐衣(からころも)召す たまゆらの
伽羅 ひたひたと
南蛮の娘 来たれり

〜妄想 up gets 埋葬!〜
〜鵺(ぬえ) 弐 淨 赫赫 舞僧!〜

笹の葉の影 叢雲(むらくも)と朧月夜(おぼろづきよ)を
げに万紅(ばんこう)の 朱塗りの浮船でいく

花開く音の慟哭
鳥が語る無常の形相
風の舞いの誇らしさに
月が捻じれて朱雀へ

嗚呼、只、祈り願へよ
儚き定め 個の無常を
今宵は 皐月のまにまに
傍らに君、叶わぬ夢幻(ゆめまぼろし)

-良い嬰児(ややこ) 椰々(やや)先制に一手 夜路(やろ)-

胚。

あちぎなしとて せせら笑ふ鴉夜叉と
あなやと暮れる 犬 猫は 流石なり

天津(あのつ)の雨いたう降りし
人の問いを露(つゆ)と答え
唐木たてまつるの其方の
草紙(そうし) いわけなし 嘘言(ひがごと)

嗚呼、在りし日の時雨
とめどなく降る 眼(まなこ)に
今宵は、月こまやかなり
其の姿には情けさえにほふ

嗚呼、只、祈り願へよ
果敢無(はかな)く惑ふ げに夕日に
其の夢は 御伽(おとぎ)のまにまに
攫(さら)われていく 叶わぬ余、囮なり

-良い嬰児 椰々先制に一手 夜路-