6.雨の果て
求める胸は抑え切れず 寄り添いあった言葉
君の瞳は悲しい罪の色を映し出す鏡
ほどけないように ふるえる指を手繰り寄せた
誰も知らない 果てに行こう
煙っている重たい空を潛り拔けて
降り出した雨 君の肩を
濡らす雫が余計な音を消してくれる
君と僕は手をつなぎ步こう
激しい注ぐ雨の中を
靜かに強い君の微笑みが 憂いの空を照らすよ
何もない僕に與えてくれた 明日を信じ夢を見ること
ほどけないように この指をきつく握り締めていて
誰も知らない 果てに行こう
許された道は無くても怖くはないよ
雨が止んだら 虹が笑くよ
君の小さな白い胸にも 虹が笑くよ
繫いだ手の熱さと雨音が
二人の背中を押した
誰も知らない 果てに行こう
煙っている重たい空を潛り拔けて
降り出した雨 君の肩を
濡らす雫が余計な音を消してくれる
君と僕は手をつなぎ步こう
甘やかに注ぐ雨の果てへ
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