KAB. 君の涙を拭う指 歌詞

君の涙を拭う指

KAB. 君の涙を拭う指專輯

11.君の涙を拭う指

悲しみの理由はいい 無理して言わなくていい
テーブルについた 拳強く握り締めて
戻らない過去を今も 振り向きため息吐く
痩せた肩の上 重く悔しさを背負って

泣きたい気持ち 装う強さ
逃げたい自分 踏みつけて
少し震えた瞳の奥は 痛い程に苦しく見えて

静かな商店街 シャッター風に揺れて
深い傷跡に 刺さるように音を立てた

また朝は訪れる どんなに辛い時も
鞄忍ばせた 明日のかけらは今どこへ

許されぬもの 許す広さを
「夢は砕けない」と夢を
君を傷付け笑うものなら
傷付きながらでも歩き出せ

君は負けたのじゃなく 少し躓いただけ
頬を伝うのは 溢れ出す素直な温もり

強く吹く風 逆らいながら
大声上げて叫べばいい
ただ自分だけ 信じてやれよ
子供のようにまっすぐな瞳で

拾い集めるように 君を取り戻すのさ
砕けた心を 抱きしめられたらこの歌が

君の涙を拭う指