2.名殘の月
作詞:IKU
作曲:IKU
「ひと雨ごとに寒くなってくね」
雨上がりの 濡れたアスファルト
步きながら あなたはつぶやいた
わたしは空を見上げるふりして
にじんだ景色 もとに戾すように
こぼれ落ちそうな淚をギュウっと
のみこんだ
「さあ 掃ろうか」
ふっと 微笑むシルエット
聲に出せずに うなずいた
フ一ドがなびく
はじまりの季節に戾れたら
わたしは何をしないでいただろう?
雨上がりの道を あなたとふたり
「そばにいたい」と
今日も言えないままで
夜風は雲を拂い 浮かぶ月
鏡のように 光るアスファルト
步きながら そっと願いを迂めていた
現在未來(いまこれから)も
永遠(ずっと)一緒にいれたなら
風の香りを感じたい
あなたとともに
はじまりの季節に戾れないから
こうして今日も 想いつづけているよ
「本當に大切なんだ」心で言うよ
聲にしたなら 淚になってこぼれた
もうこれからは 獨りじゃないから
「守りたい」その心 力にかえて
はじまりの季節に戾れたら
わたしは何をしないでいただろう?
雨上がりの道を あなたとふたり
「そばにいたい」と
今日も言えないままで
はじまりの季節を繰り返しても
溢れるほど その胸に思い出を
雨上がりの道を あなたとふたり
「そばにいたい」と
今日も言えないままで
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