10.かみつれを手に
作詞:ミト
作曲:ミト
この先に何が待っているんだろう
時報の音に混じってつぶやいた
きみの横顔まぶしい夕陽に溶けていった
ほおずき色の空と黒い影
過去と今と未来を染めてゆく
切り絵みたいな景色をぼんやり眺めていた
はじまりはきっと 優しさから
おしまいもきっと 優しさから
このままふたり この場所から
手を重ね そっと手を離す
おたがいの想い 変わらないまま
きみの乗ったバスが通り過ぎる
乾いた音でクラクション響く
出逢った頃から同じはずだった
夕暮れがもう違って見える
はじまりはきっと 優しさから
おしまいもきっと 優しさから
ただ真っ直ぐな いとしさから
こぼれてく いつわりが一つ
ふたりを遠ざけてる
あれから ぼくらは 何かをなくしてしまったの?
いつから ああどこから ねえきみは気付いていたの?
はじまりはきっと 優しさから
おしまいもきっと 優しさから
このままふたり この場所から
手を重ね そっと手を離す
おたがいの想い 変わらないまま
それぞれの道を 進んでゆく きっと
もう一度はじまり 見つけるため
この先に何が待っているんだろう
ほおずき色が藍色に変わる
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