8.蛟龍の巫女
作詞:瞬火
作曲:黑貓
編曲:瞬火&陰陽座
嗚呼(ああ) 渾(すべ)てを
愁(うれ)いて 天(そら)へ昇り行く
龍(りゅう)の面影(おもかげ)は
彼(あ)の蛟龍(みずち)の儘(まま)
微笑(ほほえ)みに宿した
引き留(と)む想いを
搔(か)き消す雨風(あまかぜ)
躊躇(ためら)いは偽藥(ぎやく)
幽遠(ゆうえん)の裁きの下(もと)に
滅び逝(ゆ)く我らを 救う者
永久(とわ)に行き掃す
人の過(あやま)ちの潮(しお)
贖(あがない) 其(そ)れすらも 被(かぶ)せて
殉(とな)ふ 淨潔(じょうけつ)は
責(せ)めて 餞(はなむけ)の印(かね)
纏(まと)いし 巫(かん)の衣(きぬ)を
染める 光よ
褪(あ)すまで 守り繼(つ)ぐ
回生(かいせい)の綱(つな)を
弊(つい)える寸餘(すんよ)に
解き放つ 任(まけ)を
我が旨(むね)に窶(やつ)した
人々の虛禮(きょれい)
萬古(ばんこ)の泉が
懈怠(かいたい)を暴(あば)く
悠遠(ゆうえん)の墮胎(だたい)の如(ごと)き
驕(おご)り吳(く)る我らを 燃やせ
永久(とわ)に行き掃す
人の過(あやま)ちの潮(しお)
贖(あがない) 其(そ)れすらも 被(かぶ)せて
殉(とな)ふ 淨潔(じょうけつ)は
責(せ)めて 餞(はなむけ)の印(かね)
纏(まと)いし 巫(かん)の衣(きぬ)を
染める 光よ
優婉(ゆうえん)な焰(ほむら)の如(ごと)く
滅び逝(ゆ)く我らを 灰にして
永久(とわ)に行き掃す
人の過(あやま)ちの潮(しお)
贖(あがない) 其(そ)れすらも 被(かぶ)せて
殉(とな)ふ 淨潔(じょうけつ)は
責(せ)めて 餞(はなむけ)の印(かね)
纏(まと)いし 巫(かん)の衣(きぬ)が
朱(あけ)に 染まりて
天(てん)を仰(あお)げ 滿ちる
肅清(きよめ)の威光(ひかり)
崇(あが)めし 鈍(なまくら)は 狂(たぶ)りて
唱(とな)う 救濟(すくい)など
渾(すべ)て 砂上(さじょう)の樓(やぐら)
寄り臥(ふ)せ
此(こ)の星を飧らい
迴(めぐ)る 生命(いのち)よ
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