ひとつ

フロウズン ひとつ專輯

3.多年草

作詞:富田雅奥
作曲:富田雅奥

痛み溢れる魔法 それだけが僕の心に灯をともす
君が残した痛みを 糧に根をのばす多年草

あの日と同じ痛み 再び僕めがけて忍び寄ってきた
とうに克服したはずなのに 片手だけでひねり潰された

どこで間違ったのだろう・・・思い返した数だけ
君の笑顔が浮かんで消えた 傷口を裂いて僕は生きてゆく

痛み溢れる魔法 それだけが僕の心に灯をともす
君が残した悩みの種も いつかは花を咲かす

さよならのない世界がもしもあるのならば 君は行きたいかい?
人のやさしさ ありがたみとか きっとそこでは気付けない それでも?

繰り返されるさよならは 鏡以上に素顔の
自分の今を 誰かの愛を 忘れた笑顔を 映してくれるよ

のびた鼻をへし折られて 気付けばまた振り出しへと
そうやって僕ら歩いて行こうよ 転ぶなら前へ勢いをつけて

光り輝く斜塔 僕はまだここにいるよって主張する
何倍もの重力にでも 負けずに立っていられるはず

痛み溢れる魔法 それだけが僕の心に灯をともす
君が残した痛みを 糧に根をのばす多年草