暫存

香田晋 暫存歌詞
1.渡り鳥 …北から南から…

作詞:阿久悠
作曲:三木たかし

雨の札幌 女がひとり
つららみたいに冷えた指
生まれさいはて稚内
十九過ぎから来たという
あなたみたいな渡り鳥
惚れて苦労をしたという

雨の金沢 女がひとり
能登の匂いの汽車を待つ
輪島旅したあのひとが
きっと帰りに寄るという
あなたみたいな渡り鳥
だけど心があるという

雨の大阪 女がひとり
橋を渡って店に出る
雨の降る日は化粧して
紅も濃いめにひくという
あなたみたいな渡り鳥
たまに惚れてもいいという

雨の倉敷 女がひとり
傘を斜めに川づたい
はねの上った裾あげて
古い女とそっという
あなたみたいな渡り鳥
泣いて待つのはいやという

雨の長崎 女がひとり
恋の迷路の石だたみ
白いコートの肩さえも
ぬれて重たくなるという
あなたみたいな渡り鳥
ついて行ってもいいという


2.殿がたよお戯れはなし

作詞:千家和也
作曲:幸耕平

殿がたよ お戯れはなし
殿がたよ お戯れはなし
正直言って わたしはゆらゆら
あなたにかかれば ひとひねり
手玉に取られ 振り回されて
上から下まで 思うまま

※そもそも愛とは なんですか
心が先ですか 躰が先ですか
それとも両方 一ぺんですか
殿がたよ お戯れはなし
殿がたよ お戯れはなし※

口惜しいけれど わたしはくらくら
あなたにすっかり まいってる
たくみな嘘に 妖しい夢に
ひかれて溺れて のめりこむ

そもそも愛とは なんですか
男のせいですか 女のせいですか
それとも両方 半々ですか
殿がたよ お戯れはなし
殿がたよ お戯れはなし

(※くり返し)


3.酔うだけ酔わせて

作詞:下地亜記子
作曲:岸本健介

カスリ傷では なかったの
死ぬほどやせたの 悩んだの
淋しさせつなさ 哀しさを
まぎらわす夜の ひとり酒
酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて
花から花への 憎い人

甘い想い出 ぬくもりで
抱かれたあの日が 胸をさす
こんなに惚れさせ 燃えさせて
面影浮かぶ しのび酒
酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて
花から花への 罪な人

男心の 気まぐれを
信じた私が 馬鹿でした
恋などしないわ もう二度と
涙かつらい わかれ酒
酔うだけ酔わせて 泣くだけ泣かせて
花から花への 悪い人


4.酒場の金魚

作詞:阿久悠
作曲:三木たかし

※金魚 金魚…
酒場の隅でマッカッカ
金魚 金魚…
酒場の隅でマッカッカ※

酒場の金魚
夜まで泳ぐ
ひらひらと
眠りを忘れ
あいつがだます
あの娘が泣いた
そんな話に聞き飽きて
今夜もゆっくり宙返り

(※くり返し)

どなたが置いた
いつからいるの
ライトの下で
ただ泳ぐだけ
あいつが歌う
あの娘が笑う
たった一人の客だけで
退屈しのぎに宙返り

(※くり返し)

あいつが逃げる
あの娘がすがる
嘘か真実かわからずに
あぶくを吹き吹き宙返り

(※くり返し)
(※くり返し)


5.ちぎれ雲

作詞:荒木とよひさ
作曲:深谷昭

風の噂に 名前を聞けば
いまでも ひとりで 暮らしていると
北国へ帰ろう 心を連れて
ささやかな 倖せに 二度とはぐれずに
ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに

寒い心に 浮かべる笑顔
想い出 ばかりが 温かいから
北国へ帰ろう 昨日をすてて
苦労した その指を 二度と離さずに
ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに

生れ変わって お前の為に
泣かせた ぶんだけ 倖せきっと
北国へ帰ろう 悲しみ抱いて
遠まわり したけれど 二度とはぐれずに
ちぎれ雲 ちぎれ雲 お前を探しに


6.シャボン玉フワリ

作詞:青島幸男
作曲:三木たかし

フワリ フワ フワ フワフワ
シャボン玉
プゥーッとふくれて フワフワ
パチンと消える
軽く 高く 丸く 明るく やさしく
七色に輝く時がある
フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ
フワフワ
シャボン玉 フワフワ

フワリ フワ フワ フワフワ
シャボン玉
スゥーッと流れて フワフワ
フワリと止まる
軽く 高く 丸く 明るく やさしく
華やかに輝く時が来る
フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ
フワフワ
シャボン玉 フワフワ

フワリ フワ フワ フワフワ
シャボン玉
フワーッと浮かんで フワフワ
ふるえて光る
軽く 高く 丸く 明るく やさしく
美しく輝く時のため
フワリ フワ フワ フワフワ フワリ フワ フワ
フワフワ
シャボン玉 フワフワ


7.泣かせはしない

作詞:松井由利夫
作曲:岸本健介

体ひとつで 来てくれないか
こんな俺でも よかったら
雪どけ水より きれいな愛情
俺には過ぎた お前だが
言えることばは ただひとつ
苦労はさせても 泣かせはしない

すねる女の 可愛さよりも
尽くす女の いじらしさ
溜ったほこりは 叩いて捨てて
お前とならば 出直せる
殺し文句じゃ ないけれど
お前の明日を あずけてくれよ

三つ重ねた 盃ごとは
今の俺には 無理だけど
一緒に歩いて 行く気があれば
この酒受けて くれないか
気障な台詞は 苦手だが
苦労はさせても 泣かせはしない


8.何処へ

作詞:阿久悠
作曲:浜圭介

旅の鴎が 探す港は
北の風が吹くところ
岬のはずれ

噂ばかりが 耳に届いて
追えば まぼろしのように
かき消えている

何処へ 何処へ向う
紅いくちびる噛んで
何処へ 何処へつづく
この旅のはては
アアア アアア 何処へ

海は日ぐれて 漁火ゆれて
今宵夢を見る宿は
波音ばかり

胸を焦がした恋の想い出
抱けば ほろほろと泣けて
枕を濡らす

何処へ 何処へ向う
黒い瞳を燃やし
何処へ 何処へつづく
この恋のみちは
アアア アアア 何処へ

何処へ 何処へ向う
黒い瞳を燃やし
何処へ 何処へつづく
この恋のみちは
アアア アアア 何処へ


9.男一匹オレの道!

作詞:たけだ湯
作曲:溝口和彦

惚れた女のためにゃ 傷のひとつやふたつ どおってことねぇよ
それが 男だろ!
曲げちゃいけねぇ筋道 そう、どんな理由でも 人の道すすむ
それって 男だろ?

夜風の裏で 笑うヤツ 好き勝手は 今のうちさ
そこで待ってな!!

ギュッと 十手をにぎり 心燃やして
おまえのために今日も 暴れてやるゼ! 腕うならせ

みんなが笑っていれば それがオレの仕事 平和な日々を
今日も 守るんだ

どんなヤロウが 相手でも 好き勝手は もう終りさ
覚悟してな!

にぎった コブシをあげて
大地を蹴って
おまえのために今日も
走ってゆくゼ!

呼んでいる オレの名前を 助けてくれと
そんな仲間をそうさ 放っちゃ置けねぇ! オレの道さ

夜風の裏で 笑うヤツ 好き勝手は 今のうちさ
そこで待ってな!!

ギュ・ッ・と 十手をにぎり 心燃やして
おまえのためにも今日も 暴れてやるゼ!
呼んでいる オレの名前を 助けてくれと
そんな仲間をそうさ 放っちゃ置けねぇ! オレの道さ


10.最終便まで

作詞:うえだもみじ
作曲:田尾将実

雪の札幌 公園通り
肩をたたいた 懐かしい奴
笑う目尻に 増えたなシワが
おまえらしい いい顔さ
最終便まで つきあうよ
久しぶりに 話そう
ちょっと翼をやすめて

夜のすすきの 馴染みの店に
腰をおろせば ほろ苦い味
いつもおまえと 飲んだな此処で
好きなあの娘を 誘っては
最終便まで 休まずに
飛び続ける 俺たち
いつか飛べなくなるまで

帰る東京 おまえの暮らし
北の匂いを 忘れてないか
今度一箱 送ってやるよ
寒い街の ぬくいもの
最終便まで もう少し
飲み干そうよ 想い出
胸の翼をたたんで


11.こうと決めたら

作詞:澤本嘉光
作曲:海底二万哩

間違えなんて誰でもあるさ
恥かいたって汗かきゃ消える
気にしない アー 気にしない
悩む暇ありゃ何かができる
ひざを抱えて落ち込むなんて
言語道断ダダンがダン
ああだこうだと悩まずに
こうと決めたら香田晋
なんとかなるさなるようになるさ
ならないときはごめんなさい
がんばるな がんばるな
がんばりすぎずにがんばろう

誤解だなんて山ほどあるさ
腹たったって腹へりゃ消える
気にしない アー 気にしない
金はなくても空気はうまい
あれもこれもが欲しいだなんて
優柔不断ダダンがダン
どうだこうだと悩まずに
こうと決めたら香田晋
やるときゃやるさやるだけやるさ
やれなかったらまた明日
がんばるな がんばるな
がんばりすぎずにがんばろう

幸せはいねむりしてるだけ
がつんと起こしに行きましょう
がつんがつんと行きましょう


12.北の訪ねびと

作詞:仁井谷俊也
作曲:叶弦大

おまえの涙の 足跡を
辿(たど)って来たのさ 函館へ
夜霧の波止場に たたずめば
遠くで霧笛が むせび哭く
別れて一年 過ぎたけど
愛しいおまえは 今何処に

アカシア咲いてる 札幌は
横顔似ている 女(ひと)ばかり
ほんとに好きなら 奪ってと
この胸叩いて 泣いた奴
男の弱さを 身勝手を
グラスに詫びてる この俺さ

噂もとぎれて 消えそうな
さい果て小樽は みなと町
運河を歩けば ガス燈に
やさしく浮かぶよ あの笑顔
おまえにも一度 逢えたなら
今度はやりたい 倖せを


13.とまり木舟

作詞:仁井谷俊也
作曲:叶弦大

ふたりでいても 寒いのに
話し相手は お酒だけ
ゆらりゆらゆら… とまり木舟で
酔えばこころに こぼれる未練
あなた今頃 誰と飲む 誰と飲む

強がり言えば 泣けてくる
無理に忘れりゃ なお辛(つら)い
ゆらりゆらゆら… とまり木舟で
グラス揺らせば 面影ばかり
酒よ今夜は なぐさめて なぐさめて

愛しい男(ひと)の ぬくもりを
抱いて待つ身の やるせなさ
ゆらりゆらゆら… とまり木舟で
漕いでゆきたい あなたの胸に
おんな一途の 恋だから 恋だから


14.きっと明日はいい日

磯山さやか&香田晋
作詞:たけだ湯
作曲:江上透

(磯)ヘ〜イ!ココへおいで 今日はカーニバル
(磯)みんな集まれば サルサで さぁ イェイ♪イェイ♪
(晋)ヘ〜イ!ココへおいで 今宵は無礼講だ
(晋)さぁさぁ集まれ 朝まで踊るぜ☆

(磯)リズムをとって見つめ合えば…
(晋)君はいつまでもビューティホー!
(磯)嫌なことも忘れちゃうんだなぁ☆
(晋)今日がついてなくても

(合)世界はまわるよ
(磯)逆さに走っても
(合)君が笑うなら きっと明日はいい日

(晋)ヘ〜イ!ココへおいで 今日はお祭りさ
(晋)誰もが集まりゃ サルサでハッ〜 チョイナ!
(磯)さぁ ココへおいで 今宵はドンといくよ
(磯)老いも若きもね 朝までトベ!トベ!

(晋)さっきまで君はライバル…
(磯)ギュッと手を繋いだなら
(晋)そんなことも忘れちゃうんだなぁ☆
(磯)チュ〜してあげちゃおうかな♪

(合)世界はまわるよ
(晋)みんなのハッピーで
(合)月のした さけべ きっと明日もいい日

(磯)腰をフリフリ歌え踊れ
(晋)それでいつまでもピースフル
(磯)勝った負けたは忘れちゃんだなぁ☆
(晋)今日もいい日だったなぁ〜♪

(合)世界はまわるよ
(磯)幸せを運んで
(合)君と笑えたら きっと明日はいい日