蒼き獨眼

陰陽座 蒼き獨眼歌詞
1.蒼き獨眼

作詞:瞬火
作曲:瞬火

戲(ざ)れに 縺(もつ)れし 糸に
箍(たが) 抄(すく)い 取られ
疾(と)うに 無くした 神の綱
只 己を 懸けて
抗(あらが)うは 穢(けが)れ無き 守(かみ)の
真名(まな) 遺(のこす)す為
誓いの 緣(えにし)で 遂(と)ぐ

降(くだ)るを 悔(く)ゆる 惑い
其(そ)は 武人の 性(さが)
理(ことわり)も無き 為置(しおき)なら
もう 情(こころ)は 要らぬ
抗(あらが)うは 細(さざれ)なる
波の 未(ま)だ 果てぬ為
終焉(おわり)を 背にして 立つ

差し零(あや)す 蹤血(はかり)の
鮮(あざ)やぐ 紅(くれない)
哉(かな) 運命(さだめ)の 証(あかし)
何も彼(か)もが 吞まれゆく
望(のぞ)まざる 紮(から)げりに
只(ただ)術(すべ)も無く
覆(おお)うは 大牙(たいが)の 闇
叫びも 掠(かす)れど曇り無き
此の 蒼き 眼差しを 今 月に代(か)え
崎嶇(きく)など 斬り捨て 憚(はばか)る


2.紅き群闇

作詞:瞬火
作曲:瞬火

只 立ち盡くす 丈(だけ)
彼(か)は 產土(うぶすな)を
恤(めぐ)む人 禍(まが) 遙か 遠く
連れ立(だ)ちたい 春の場(にわ)

謀(はかり)を 捨てて 欺罔(きぼう)も 失せて
溢(あふ)るる 淚(なみだ)さえ 消えぬ儘(まま)
貴方が 擇(えら)みし 所為(そい)の轍(わだち)
私怨(しえん)を 忘れ 故(ゆえ)に ●(もが)いて
訪(おとず)れし 末路(まつろ)を 容れぬ儘(まま)
私(わたし)に 殘りし 移鄉(いごう)よ
此(こ)の瞬間(とき)を 插頭(かざ)す

未だ 忍び泣く 丈(だけ)
川 浮津(うきつ)など 要らぬ人
更 搖(たゆた) 搖(あゆ)き 泳ぎて
連らなりたい 果(は)つる迄

鑑(かがみ)を捨てて 非望(ひぼう)も 伏せて
爛(ただ)るる 疵痕(きずあと)も 癒(い)えぬ儘(まま)
貴方が 殺(あや)めし 族(ぞう)の轍(わだち)
私怨(しえん)を 忘れ 故(ゆえ)に ●(もが)いて
訪れし 末路(まつろ)を 容れぬ儘(まま)
私に 殘りし 移鄉(いごう)よ
其の瞬間(とき)を 別(わか)つ

禍(まが) 遙か 遠く
連れ立ちたい 闇の奧
明かりを 棄てて 冀望(きぼう)も 失せて
群がる 闇の前(さき) 消えぬ儘(まま)
貴方が 描いた 愛のの轍(わだち)
私怨(しえん)を 忘れ 故に ●(もが)いて
訪(おとず)れし 末路(まつろ)を 容れぬ儘(まま)
私(わたし)が 望みし
掃鄉(ききょう)よ 此の瞬間(とき)の 中に