私小説

鈴木祥子 私小説歌詞
1.完全な愛

作詞:鈴木祥子
作曲:鈴木祥子

わかりたい わからない
ふたりの距離は近いようで遠い
雨の日も 晴れの日も
抱きあって感じあっても

お互いを 求めすぎてだんだん苦しくなってく
ふたりなら いつも満たされてたはずなのに

完全な愛だけが欲しかった
完全に愛されたことってある?
完全な愛っていったい何なのか
観念的なものじゃきっとないね
わからない わたしには
ただそれが欲しい

身体より 心より
大切ななにかがあるなんて
間違いを重ねたらいつか本当がわかるって

それはただ 生きてゆけるための気休めなんだわ
誰だってみんな子供のままでいたいのね

完全な愛をきっと求めてた
完全に愛したことってある?
完全な愛なんて存在しないと
観念的に人は言ってるけど
信じたい いまはただ
あなたを抱いていたい。

時間も場所も 自分さえ失くして…

完全な愛だけが欲しかった
完全に愛したことってある?
完全な愛っていったい何なのか
感傷的に考えちゃうけど

完全な愛をきっと求めてた
完全に理解されたことってある?
完全な愛っていったい何なのか
観念的なものじゃきっとないね

完全な愛って…?


2.プリベ


3.だまって笑ってそばにいる女


4.あたしの場所で

作詞:鈴木祥子
作曲:菅原弘明

情けない夕日に愛をうたってる radio
長い旅だった 靴はすり減った
ふがいない思い出 愛しきれない出来事
ぜんぶ捨ててきた そんなつもりだった

ooh ベイビー、あんた何をしてきたの?
だらしない、かまわない、なにもない、ただ
疲れきって帰ってきたわ そして、

あーどうしてそう、ぜんぶうまくいかないの
あーなんにだってなれるなんて嘘じゃないの
しょうがなくて生きてる、その時を生きてる、あたしの場所で。

やるせない想いは ブルーな月のせいで
彼に恋をした 甘い夜だった

ooh ベイビー、いまでもその切れ長の目が
しどけない、みたせない、さわりたい
ため息でチラついちゃうのよ だけど

あーなんでこう、ぜんぶうまくいかないの
あー夢みればかなうなんて嘘じゃないの
しょうがなくて生きてる、その時を待ってる、愛せる時を。

あたしがずっと欲しかったのは
揺るぎないしあわせ 壊れない
そう女の子の夢みたいに、そして、

あーどうしてそう全部うまくいかないの?
あー夢みればかなうなんて嘘じゃないの
あーなんでこう全部うまくいかないの?だけど
あー罪じゃない あたしだっていていいの

しょうがなくて生きてる この時を生きてる
愛せることを、
あたしの場所で。
あたしの場所で。


5.たしかめていてよ

作詞:鈴木祥子
作曲:鈴木祥子・奥田民生

誰かの物語を生きてみたとしても
あなたを待ちつづける夜があっても
大人の顔して かんがえてみても
電車は突き刺してく 真夏の影を
すべてが夢のように 窓を過ぎる
あたしは誰なのか
たしかめていてよ ここにいると

ほかになにもできることはないから
たしかめさせてよ 生きてること
あなたの向こうのあなたに会う Oh…
帰れる物語を失くしてたとしても
どこかの駅からまた電話するよ
あなたが好きだと
たしかめていてよ 今だけでも

なにもかもが遠く遠くなるから
たしかめさせてよ 生きてること
あたしの向こうのあたしを
たしかめていてよ 生きてること
あなたの向こうのあなたに会う Oh…hu…


6.赤い実がはじけてた


7.依存と支配


8.ただの恋だから

作詞:鈴木祥子
作曲:鈴木祥子

ただの恋だから、ただの恋だから
そんなに深く考えることはないでしょう。

近くにいると、からだがふるえる。
胸がいっぱいでもっと近くにいきたくて...

あなたの誠実さとか才能とかやさしさとか、
そんなのこの際どーでもよくて、
ただあいたくてたまらない。

それはただの恋だから、いつか覚めるでしょう、だけど
病気のようにあたしは今日も眠れない。

すてきな人だって、たとえばやさしい人だって
誰かのことをかんがえることはあるけれど

あなたの笑った顔まじめな顔、髪のかんじ
そのゆびさきも声も肩の線も
ただ恋しくて、さわりたい。

あぁなんて平凡で なんて単純で
そんなに深くかんがえることはムダでしょう。

ただの恋だから ただの恋だから
病気のようにあたしは今日も眠れない。
呪いのように朝から何も食べられない、そして
天使のようにあなたになにも望まない。


9.恋は夢の花

作詞:鈴木祥子
作曲:菅原弘明

夢に咲いて やがてこぼれる
愛はきっと 一夜限りの花

朽ちた船にのって 河をわたって
向こうの岸で待つひとへ
わたし 手をふって
櫂をたぐって
夢の中へと 漕ぎだしてゆくから
待っていてね

月を待って 知る人もなく
恋はそっと いのちを燃やす花

朽ちた船にのって 河をわたって
彼の岸へとたどり着けば
あなた ただ笑って
この手をとって
夜の中へと 濡れた髪を抱いて
連れていってね

鳥は何処へゆく 河を渡って
血の色した月の下で
ふたり 手をとって
夜に沈んで
愛の中へと 漕ぎ出してゆくから
探さないでね


10.日記

作詞:鈴木祥子
作曲:鈴木祥子

たいしたことじゃないようにみえて
どうでもいいようなことにみえても
それがいちばんあたしにとって大事だから。

たいして意味のないようなことで
どうしてこんなに心さわいで
それで一生終わっても後悔しないから。

蒼い蒼い空のしたに生まれてきて
ふかいふかい海の中に帰ってゆく
愛したり 笑ったり
疑ったりして

たいしたことじゃないんだとしても
人生なんてくだらなくても
ある日、 愛とか自由の意味がわかるから

蒼い蒼い空のしたに生まれてきて
誰もいない夢の中に夢をえがいて
ふかいふかい夜の中で現実を知る
戻れない 決してとどかない
希いがあると

たいしたことじゃないようにみえて
だけどこんなに心さわいで
それで一生終わっても後悔しないから
たぶん しないから。


11.そしてなお永遠に

作詞:鈴木祥子
作曲:鈴木祥子

あなたを愛します。
あなたを理解します。
永遠に、あなたのそばにいます。
あなたを 愛します。

許しあい、愛しあうでしょう
命ある限り、そしてなお永遠に。

あなたを信じます。
あなたを賛美します。
すべてを受け入れるでしょう、この世のすべてを
あなたのしたことならば

許しあい、愛しあうでしょう
命ある限り、そしてなお永遠に。

自由、自由
ふたりの存在。
自由、自由
幻想のなかのふたり。

許しあい、愛しあうでしょう、
命のつづく限り、そしてなお永遠に。

孤独より遠い星を見上げて、
何億光年の愛を、そしてなお永遠に。

愛することは生きないこと、
そして死んでしまうほど生きたいと
希うこと。
そしてその場所でふたりは完全に
ひとつになり、
あなたとわたしを分けていたものは
時空にとけて消える。
信じること、なにもみえなくなるほど
信じること。最初の、至福の、その時に
生まれるまえに、もどってゆくこと。
もういちど、もどってゆくこと。