花と小父さん

里見浩太朗 花と小父さん歌詞
1.花と小父さん

里見浩太朗・熊田胡々
作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助

小さな花に くちづけをしたら
小さな声で 僕に言ったよ
小父さん あなたは やさしい人ね
私を摘んで お家(うち)に連れてって
私はあなたの お部屋の中で
一生懸命咲いて 慰めてあげるわ
どうせ短い 私の生命(いのち)
小父さん見てて 終るまで

可愛い花を 僕は摘んで
部屋の机に 飾っておいた
毎日僕は 急いで家に
帰って花と お話をした
小さいままで 可愛いままで
或る朝花は 散っていったよ
約束通り 僕は見ていた
花の生命の 終るまで

約束通り 僕は見ていた
花の生命の 終るまで


2.恋の町札幌

作詞:浜口庫之助
作曲:浜口庫之助

時計台の 下で逢って
私の恋は はじまりました
だまってあなたに ついてくだけで
私はとても 幸せだった
夢のような 恋のはじめ
忘れはしない 恋の町札幌

はじめて恋を 知った私
やさしい空を 見上げて泣いたの
女になる日 だれかの愛が
見知らぬ夜の 扉を開く
私だけの 心の町
アカシヤも散った 恋の町札幌

淋しい時 むなしい時
私はいつも この町に来るの
どこかちがうの この町だけは
なぜか私に やさしくするの
恋人なのね 故里なのね
ありがとう私の 恋の町札幌