roka

遊佐未森 roka歌詞
1.ロカ

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

赤いジャムのなかで 泳ぐ夢を見てた
鳴らない目覚ましを 抱いたままの私
体のなか 透明にする
水が必要ね こんな日は

世界のニュースから 悲しみがあふれて
小さな虫さえも 道に迷っている
汚れてゆく この日常を
強く抱きしめて とかしたい

今 はじめて 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて
ほら どこかで 眠ったままの水脈見つけよう

uisce a' reachtail
deora' na tuillte

雨上がりの瞳 空を見上げたとき
あどけない言葉が 愛しく響いてくる
涙のぶん 満たしてくれる
水がほしくなる そんな時

さあ はじめて 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて
ねえ 時には 見つめ合うロカ 見逃さないでいて
今 はじめての 透きとおるロカ らせんを駆け抜けて
ほら どこかで 眠ったままの水脈見つけよう


2.素肌


3.クローバー


4.ハモニカ海岸


5.潮見表

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

そのお皿の上には何がのってるの?
満ちてきてひいてゆく テーブルにはまるいもの
目を閉じて 満月のせせらぎを受けて
さらさらと響き合う光のリズムにのって さあ

母なる夜へ出かけよう
もう一度 生まれてくるように

月のピアノが呼ぶ 波のかたちがこたえる
いつかまたきっとひとつになるわ

もうそんなに遠くを急がなくていい
ささやかに暮らしてたあの頃はどこにあるの?

母なる夜は恋しくて
渇いてるこの時代をあやす

月のピアノが呼ぶ 波のかたちがこたえる
いつかまたきっとひとつになるわ
私たちのなかで たしかに息づいている
かたちのない歌が聴こえたら
夜の向こうへ行けるでしょうか?


6.やさしい歌

じゃあ またね 手を振る背中
街灯が急につきはじめて
もう きっと 会えない君を抽斗のなかにしまいこむ

茜色 太陽は
ポツリとにじんで 消えた

やさしい歌がとどきはじめている
いつもの場所に風が吹き抜けた

頬杖 あきらめた夜
花びらをシーツに並べてる
歌って チロルの子ども
ひなげしのスープで眠ろうか

琥珀色 三日月は
煙のむこうへ 消えた

やさしい歌がとどきはじめている
いつもの場所は遠い町になるの?


7.あけび


8.テーブル・エンド・エンジェル


9.午後のかたち


10.アネモネ


11.アカシア

作詞:遊佐未森
作曲:遊佐未森

夕映えの空に 白い坂道
思い出の場所へとつづいてゆく

大きなあの樹の下に座って
小さなてのひらで 夢見ていた

静けさに守られて 遠くの街
胸に描いて
いつか時は流れて ここまで 今
来たけれど

遠まわりをしたくなるたびに思う
あのアカシア

ささやく木の葉と 細い坂道
すべては黄昏に染まってゆく

ああ 一番星ひとつ
さあ 帰ろう