1.マイネイチャー
作詞:小林光一
作曲:小林光一
手にしたいものを失ってこれでいいって気がした
知り尽くした筈の世界は鮮やかで眩し過ぎるよ
照りつける太陽を全部コンクリートが跳ね返して
光が目蓋を通り抜けてく
感情次第の期待以上な自分が欲しいよ
明日んなって起死回生 夢見るようにそう言った
僕は僕を越えたくて根拠なんてない自信を唄ってる
転んで怪我してうつむいて傷口ばっか見てたっけ
あれだけ嫌だった時間も今じゃ笑って話せるよ
二酸化炭素吐き出して同じ台詞を口にした
誰に遠慮して此処に居るんだか
現状を右往左往 失敗だらけの自分で
勝ちたい度に失ってく 身の程なんてとうに分かってる
僕は僕を知りたくて根拠なんてない理想を唄ってる
まだ見ない可能性なんて他にあったっけ
喜びたいから疑っとくよ
感情次第の期待以上な自分が欲しいよ
明日んなって起死回生 夢見るようにそう言った
僕は僕を越えたくて根拠なんてない自信を唄ってる
2.金木犀
作詞:小林光一
作曲:小林光一・長田勇気
怖いほどにうまくいってる毎日と
本当のような嘘で繋いでいく日々
意気地なしと呼ばれてた方がよっぽど
上手く立ち回ってこれた気がするよ
口にすれば少し楽になれるのか
答えなんて知らない方がいい
世界が一つになるような
それはとても気の遠くなるようなお話
せめて僕らが手を繋ぐ
そこまで難しい事じゃない気がするんだよ
何も出来ずここでうずくまってても
夕陽がまた僕を追い越して行くよ
ありがとうも言えずはぐれた人もいた
夜の匂いは優しくて
未来が掴めないから
夢見た日々を責め続けてたのもここまで
自由になる為に響かせよう
昨日を想うより 明日を探す為にさ
世界が一つになるような
それはとても気の遠くなるようなお話
そして僕らは今ここで
揺るぎなく淀みない明日を見ていたいんだよ
3.ニッケルガン
作詞:小林光一
作曲:小林光一
所詮小さい事この傷なんて
積み重ねた日々がそう思わせるんだ
自分にしか見えないイメージが此処に在って
置き去りにはならないようにスニーカー削っていく
ひ弱なプライドまた衝動に変えて
終わらないレースしてんだ今日も
僕の限界なんて誰が知る 障害なんて何処にある
この瞬間に精一杯の理想を解き放つよ
想像通りの数だけ予想外だって当たり前
こんなにも確かな可能性
理想幻想でも代わり映えしない
無邪気なふりしては今日を擦り減らしてく
まだ見ぬ失敗に怯える必要はない
四方八方見渡してただ出口探していく
寄せては返してくこのからくりの中
君にも黙って先を急ぐよ
今じゃ半透明の答えさえ 差し込んだ一筋の希望
閉じ籠ってうつむいたって時間は去っていくよ
半信半疑でいるより最短ルート駆け抜けろ
これ以上迷わないように
僕の限界なんて誰が知る 障害なんて何処にある
この瞬間に精一杯の理想を解き放つよ
想像通りの数だけ予想外だって当たり前
こんなにも確かにある 何度でも溢れる可能性
4.スライド
作詞:小林光一
作曲:小林光一
笑って泣いてばっかりじゃ 渡っていけない毎日が
少し愛しく思えたら 大人になれるのかい
目隠し取った情熱と 自由になった感覚で
思い残したあの時を 取り戻しに行くよ
いびつな衝動が生まれては消える
この足元に 明かり灯すように
忘れないでいたいよ いつの日も
偶然じゃない今日が此処に在る事
スライドしていく時代と 日常の中で何よりも
愛すべき存在と
記憶になった街並みが 今になって僕を呼んだ
古い傷が痛むのは後悔って言うのかい
今以上なんて此処にはない あの日の自分じゃ追い越せない
思い出に埋まった僕を振り出しに戻した
追い風がそっと背中を叩いていく
昨日を簡単に笑い飛ばすように
運命で何もかもが片付けば
選択も迷走もどうだっていい事
感情さえ見失って夢中になりたくて
いつだって想像を越えていける
変わってしまうことはないよこの先も
確かな自分が此処に居る事
人生が不平等と認めるのに時間が欲しくて
忘れないでいたいよ いつの日も
偶然じゃない今日が此処に在る事
スライドしていく時代と 日常の中で何よりも
確かな真実と
5.陽が昇る前に
作詞:小林光一
作曲:小林光一
大そうな荷物抱えて何処に行った
帰ってきておくれよ僕のオリジナルスタイル
不自由な想いばかりさせてすまなかった
もう少しでお前の居場所取り戻してやるからさ
良い人止まりじゃ 多分もうこれ以上
上手に笑えないねって笑った
身に覚えのない荷物だけ 背負わされてるような気がして
何処かに置いてこうとしても切ないのは何故
幸せになれそうなものはあれもこれも全部手にして
少し抱えきれなくなった 大丈夫 それだけのこと
無愛想な顔したままで何処に行った
戻ってきておくれよ僕のオリジナルスタイル
不器用な言葉ばかりですまなかった
誰かに暴かれるのが恐かっただけなんだ
這いずり回ったって のた打ち回ったって
昨日までの僕は消せなかった
今まで残した足跡は 後ろめたいような気がして
生まれ変わろうともがいても悲しいのは何故
誰かを思いやるその度同じような見返り期待して
小さな優しさ見落とした そうやってまた一つ気が付いた
陽が昇る前にここを出よう
昨日が少し醜いけど
後悔とか間違いとか 今なら連れて行けそう
身に覚えのない荷物だけ 背負わされてるような気がして
何処かに置いてこうとしても切ないのは何故
幸せになるくらいいいだろ その為に転んで立ち上がって
自分らしさという場所まで 精一杯歩いて行くだけ
精一杯歩いて行くだけ
6.エクスキューズ
作詞:小林光一
作曲:長田勇気
飲み込んで吐き出して言葉は宙に舞う
行きかう人の波は変わりなく流れていった
幼いとき想像していた場所はここだったのか
窓に映る自分が遠く見えた
※数え切れない日々と今日の意味をどうにか比べようとした
後悔は無い 何度繰り返した時間でも
置き忘れた声も遠い記憶も全部これで良いと思った
変わる事は無い 選ぶ答えはあの日のまま※
疑って信じ合って目には見えないままで
絆は欲望よりも強いものだろうか
覚悟も戸惑いさえも消えてはまた浮かび
街はもう瞬いて夜を映した
与えられた夢じゃ行き先は無い 叶った喜びさえも
遠い夜空にいくつもの想いが浮かんでいた
振り返れば嘘と本当のこと 全部それで片付けるのか
変わる事は無い 選ぶ答えはあの日のまま
二度と無い今日のこの僕を昨日以上光らせて
きりが無い明日の不安をここで終わりにしよう
飲み込んで吐き出して言葉は宙に舞う
窓に映る僕がまた遠くなっていく
(※くり返し)
ここにあるように
目には見えないまま
7.4スネア
作詞:長田勇気
作曲:長田勇気
肝心なニュースが今日も暖味なニュアンスで流れてる
問題に気づいたフリして 深刻に思ったフリしてる
通勤の地下鉄 慣れた階段を駆け下りる
上々な日々も何か足りないんだ
渇いたオアシスで世界は息をしてんだ
明るい未来像に汚されてもがいてんだ
わずかに残された 隙間に差し込んだ光
僕らは生かされてる
肝心なニュースが今日も曖昧なニュアンスで流れてる
伝言ゲームみたいなんだ 真実は歪んで辿り着く
単純な答えが欲しいんだ 不都合だって構わない
とは言え 暮らしの中で精一杯です
願えば叶うような夢物語じゃない
争い奪い合って取り戻せるもんじゃない
離れた大陸の距離の分だけ 歩み寄って
認め合って許し合って
君と僕とで こんな世界中に捧げてみようか ラブソング
近くの公園 緑 遠く青い空
白い雲は煙に汚された
渇いたオアシスで世界は息をしてんだ
明るい未来像に汚されてもがいてんだ
わずかに残された 隙間に差し込んだ光
どれだけ奪い合ったって 許し合って愛し合って
僕らは生きていく
8.水彩リトルスペクトル
作詞:長田勇気
作曲:長田勇気
雨上がりの虹を待ってる 少年に出会ったんだ
傘もささずに水遊び 七つの絵の具を混ぜていた
空を見て ちょっと不安そうに聞くんだ
「止まない雨なんてないんでしょ?」
七色に描いた 世界の輪郭が太陽を背に
今でも僕らを照らしてくれてるって そんな気がしたんだ
午後になって雨上がって 少年は消えていた
残された水溜まり 虹色に光って眩しかった
照らされた アスファルトの匂い
思い出した 君と歩いた日々を
あれから僕らは 少しは大人になれたかな
教科書の裏 はみ出した落書きの続きを描こう
雨のち晴れだって お決まりの単純明快この言葉
今更だけど 暖かくて優しくって頑張ろうって思った
七色に描いた 世界の輪郭が太陽を背に
止まない雨なんてないんだって
虹色に輝いてたんだ
9.心の鳴る方へ
作詞:長田勇気
作曲:長田勇気
何気ない風に今日の匂いを感じながら
そっと耳をすまそう その胸の真ん中に
楽観的な性格も仇になれば鈍感だけど
きっと同じ自分さ
受け入れて ありのままに
理想像ばかりじゃ疲れてしまうから ありふれた現実を歩いてる
青い空 雲に乗って 風が吹いて 流されて
辿り着いたその場所を夢見てる僕ら
大切な人に会って 笑い合って 時に泣いて
生きてるってそれだけでいいのに
溜め息じゃ何も変わらない世の中さ
割り切れない矛盾も考えようじゃ人間らしいかな
晴れの日もあれば涙も降らすだろ そんな風に誰もが生きてる
朝になって 光射して 動き出したこの世界で
前を向いているだけで素晴らしい気がした
夢がないと嘆かないで 胸を張って 彷徨って
生きてるってそれだけでいいから
自分らしさなんて考えないで
たった一度の人生の為 心の鳴る方へ
陽が暮れて 夜になって
今日という日が星に変わる
愛する人よ きっと明日も
幸せであるように
10.透明アバンチュール
作詞:長田勇気
作曲:小林光一・遅塚覚
ジリジリ迫る 未来の海賊船
飛沫の羽根で 静寂を連れ去った
選ばれし者 基準なんて有るようで無い
選ばれないなら 自分から選べばいい
陽が暮れたら忍び込んで 夜明け前に飛び出すのさ
※遥か遠くへ 僕らを乗せて
羽根を広げ 夜空を越えて
何千光年先も 未来の君と
そんな夢を ただ見ていたいだけさ※
グルグル廻る 未来の方位磁針
風向きを読んで 空は西高東低
僅かに光った 面舵精一杯
自分にしか見えない ただ一つ 黄金の夜
迷い込んだ海岸で掻き集めた ありったけの太陽
見上げる雲が 向かい風でも
高く高く 上昇気流乗せて
何千光年先の 未来の僕ら
そんな夢を ただ見ていたいだけさ
流れ着いた空き瓶に 僕らが残す今日のメッセージ
破れた地図捨て去って 地球儀ごと明日を見るんだ
(※くり返し)
遥か遠く 夜空を越えて…
そんな夢を ただずっと見ていたいだけさ
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